第1章: 涙を流す時代
シェリヤール
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シェリヤールは小屋で半分を食べ、残りの半分を持って、黙って町の方へ歩いて行った。数マイル歩いた後、シェリヤールは広く流れの速い川の岸に着いた。彼は泳ぎ方を知らなかったので、渡ることができなかった。指示どおりに来たのか疑問には思ったが、彼は動揺しなかった。神が川を渡らせるために誰かを遣わしてくださると、固く信じていたからである。シェリヤールは岸の近くに横になって待つことにした。彼は眠りに落ちたが、短いまどろみの後、チリンチリンと鳴るラクダの鈴の音で目を覚ました。
隊商が到着しており、シェリヤールはその隊長に、どうやって川を渡るつもりなのか尋ねた。その男は、川がラクダの渡れるほど浅くなっており、人々はラクダに乗って渡るのだと答えた。シェリヤールが川を渡らせてほしいとその男に懇願すると、その人物は二ルピーを要求した。シェリヤールは、自分は放棄者で金はなく、パイサ(小銭)一枚さえ持っていないと説明した。しかし男は信じず、そのまま隊商を率いて川を渡り、次第に姿を消した。その後ほかに誰も来なかったが、シェリヤールは心配しなかった。神を信頼していた彼は、神の慈悲が川を渡る道を見つけてくださると確信していた。
夜が更けると、内なる平安が彼を包んだ。月は明るく輝き、シェリヤールの静けさは、さざ波立つ水面の銀色の反映と溶け合った。砂漠の荒廃のすぐそばに広がる自然の美の壮麗さに畏敬を覚え、シェリヤールは胸の奥で神のお姿を拝したいと切望した。彼はあまりにも長く探し続けてきた。彼は切望と喜びのうちに涙を流した。
空腹を感じながら川岸に座り、彼は残っていたパンを取り出した。魚の群れが彼の前を泳いでいた。それを見ると、シェリヤールはパンをちぎって魚たちに投げ与えた。魚たちがパンくずを求めて水面から跳ね上がるのを見る楽しさの中で、彼の食欲は消えた。
突然、彼は荒々しい声が「ここで何をしている」と詰問するのを聞いた。
振り向くと、彼は自分の上にそびえる背の高いがっしりした男と向き合った。「私は川を渡らせてくれる人を待っています」と彼は答えた。「私は泳げません。」
彼の返事を聞いて、見知らぬ男は笑って言った。「ここに座っていて、どうやって渡れると思っているんだ、この愚か者め。泳ぐ必要はない。俺について来い。道を教えてやる。」
