第5章: 沈黙の始まり
1926年· ババ 32歳ページ 682 / 5,444
宗教の名のもとに行われている恐怖をご覧なさい。宗教のためにと、何とも幼稚で些細な原因をめぐり、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の間で起こった、無知と残酷さから生まれた最近のデリーの暴動をご覧なさい。同時に、多くの偽預言者が現れ、偽善が蔓延しています。今日の人々は自らの好みや人生観に合った宗教教義を求めており、これらすべてを見抜いてそれに合わせて説教する狡猾な指導者たちは数千の信奉者を得ます。一方、真の働き手や、真理と本当の意味での「宗教」を誠実に信じる者たちは、自らの高い理想を聴衆の心に印象付け、同じ方向へと振り向かせるのに大いに苦労しているのです。いわゆる「文明」を誇り、科学における日々の進歩と発明を誇示するこの20世紀とは、こうしたものなのです。
バーバーはオーロビンド・ゴーシュに言及し、彼を道を歩む教育を受けた博学な人物の一例として挙げた。1
1926年6月28日、ある一人のヒンドゥー教徒の信者がバーバーに会いに来た。ふだん、バーバーはその男にダルシャンを許し、彼の質問に答え、いくつかの指示を与えていた。しかしその日、バーバーは彼に会うことを拒んだ。その人物は、何らかの金銭的な問題についてバーバーに話しに来たということが分かった。
その男の性質は善良だ、とバーバーは説明した。「彼が最初にメヘラバードへ来たとき、私は神と世界のどちらを望むかと彼に尋ねました。彼は神と答えました。それなのに、財政的困難を解決するために私の助けを求めに来たということは、彼は自分の言葉に背いていることになります。彼は胸が誠実な人ですから、そのようなことをさせないために、私は彼に会うことを拒んだのです。」
その男はまた結婚を望み、師の励ましを得たがっていた。
しかしバーバーは認めず、こう説明した。「あなたにとって、結婚は神-実現への道における大きな躓きの石となるでしょう。しかしあなたが結婚外で女性と関係を持つことは想像し得る最悪のことでしょう。それでもなお、結婚すらも道における障害であり障壁となるのです。」
バーバーは、彼が望んだようには結婚を勧めなかった。しかし別の機会には、バーバーは特定の人物に結婚を勧めることもあった。
28日、バーバーは結婚について語った:
事実として、もしある人が悟りを得るほどの幸運に恵まれていないか、あるいはサッドグルに完全に身を委ねていないか、または師の特別な命令によって結婚したのでないならば、[通常の]結婚は彼の道における可能な限り最大の障害以外の何物でもありません。結婚外の[性交渉]については言うまでもないことです。
脚注
- 1.オーロビンド・ゴーシュ(Aurobindo Ghose、1872–1950)は、英国で受けた大学教育の影響で西洋人文主義哲学の色彩を帯びた膨大な著作を通じて、東洋宗教思想をヨーロッパとアメリカに広めることに貢献した。バーバーは、オーロビンドが第六層にあったことを明かした。
