第1章: 涙を流す時代
ウパスニ・マハラジ
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この頃、サタナには奇妙だと思われていた一人の老女が住んでいた。彼女は寡婦であったにもかかわらず、夫が死んだら女は腕輪を割り、二度と身に着けてはならないという当時の慣習に反して、腕にいくつもの腕輪を着け続けていた。人々はその老女を嘲り、「魔女」と呼び、子どもたちも彼女をいじめた。カシナート自身も無礼でいたずら好きで、その老女が通りかかるたびによくからかって言った。「老いぼれ魔女め、なぜ腕輪を着けたままなのだ。夫が死んだことを知らないのか。」
幼いカシナートはよく病気になり、幼少期を通じて激しい腹痛に苦しんだ。さまざまな治療を受けても、彼はよくならなかった。彼の健康状態は危篤となり、医師たちは不治で生き延びる望みはないと診断した。両親は、少年に差し迫った死を完全には受け入れていなかった。医師たちの治療が効かなかった後、カシナートは「魔女」のもとへ連れて行かれた。しかし老女は彼を見ると怒り、呪って言った。「死なせておけ!この子は何度も私を苦しめた。そのために今苦しんでいるのだ。死ぬがよい!」カシナートは恐怖に打ちのめされ、老女に許しを請うた。
彼女は彼を厳しく叱り、それから警告した。「よくなりたいと思うなら、毎日私を訪ねて来なければならない。」カシナートはそうすると約束し、彼女の家を訪ね始めた。そこで二人は、閉め切った部屋に二人きりで座るのだった。
老寡婦の指示に従うことで、カシナートは慢性的な病から次第に解放された。しかし彼の内には別の痛みが生じた。それは彼の胸に灯された燃える火の痛みであった。老女と共に過ごすうちに、彼女が魔女でも呪術師でもなく、神を真に愛する者であることを、彼はすぐに知った。彼女の影響によって、少年の性格は変わり、世俗の物事に対する激しい嫌悪が彼を支配した。彼は自分の内へと退き、彼の胸は秘密の探求へと踏み出した。
少年は学校へ行くことを拒み、プージャー[神聖な存在を敬い礼拝するヒンドゥー教の儀式]やその他の信仰実践に専念した。彼は人々から離れて過ごし、瞑想するため森へ入っていった。1ある時、彼が十歳のとき、叔父のダモダルが部屋で泣いている彼を見つけ、その理由を尋ねた。カシナートは何度も促された後、言った。「叔父さんの働きに頼って生きなければならないと思うと悲しいのです。私は何もしていません。家族の暮らしを支えるために、何の役にも立っていません。」
脚注
- 1.後年、ウパスニ・マハラジは自分自身についてこう言った。「幼少の頃から、私は世の中に嫌気がさしていた。そのため、洞窟やジャングルで神を観想しながら日々を過ごした。」
