付録B: 1942年の談話
1942年· ババ 48歳ページ 5,429 / 5,444
それらには多くの繊細な霊的問題と含意がともないます。霊的価値の体系における暴力と非暴力の位置を正しく理解するには、存在の目的の意味についての真の洞察が必要です。それゆえ、行動は単なる暴力や単なる非暴力という不完全で不十分な観念に基づく、いかなる(どれほど立派に響く)スローガンによっても支配されてはなりません。それは、二元性を超えた神聖な愛と、規則を超えた霊的理解から自発的に流れ出るものでなければなりません。
インドにおける創造的リーダーシップの必要性
太古の長い時代を通じて、インドは人類の霊的歴史を形づくる上で最も顕著な役割を果たしてきました。インドは、人類の霊的進化への寄与が比類なきものであった、アバター、預言者、導師、見者、賢者たちの故郷でありました。世俗的な問題の解決に対するインドの寄与もまた目覚ましいものでした。インドは一流の科学者、詩人、哲学者、皇帝、指導者、政治家を輩出してきたからです。過去のインドは、霊的領域においても世俗的領域においても卓越した地位に達してきました。そして戦後の未来の新世界におけるインドの位置は独特のものとなるでしょう。
今日インドが立ち向かわねばならない諸問題は、ある面では、他のいかなる国が解決を求められる問題よりも複雑です。あらゆる人種、信条、宗派、宗教の人々がインドに住まいを見いだしてきました。この構成の不統一が、インドの国民生活における連帯と協調的行動に到達する上でいくらかの困難をもたらしてきたとしても、それを決して純然たる不利と見なしてはなりません。インドの生活史へと流れ込んできた多様な文化の諸潮流は、その国民的個性の豊かさをいや増してきました。そしてそれらは新たな文化的総合に到達するためのふさわしい機会を作り出したばかりでなく、その出現を必然のものにしてきたのです。創造的リーダーシップで取り扱うならば、インドの生活の中に存する相反する諸要素は、豊かな世界文化を生み出すために活かすことができるでしょう。その世界文化はインドの生活を新たに息吹かせ調和させるばかりでなく、世界全体の生活にも新しい調べを与えるものとなるはずです。
私たちが新たな世界文化に至る過程は、決して純然たる機械的なものではあり得ません。現在の多様な文化から選び出された一部の孤立した諸要素を寄せ集めるだけでは、生命力ある世界文化を得ることは決してできません。そのやり方では、生気の乏しい継ぎはぎを得るに留まるでしょう。
