第4章: 旅路
1924年· ババ 30歳ページ 534 / 5,444
バーバーは翌日クエッタへ戻り、ラムジューとアルデシルを激しく叱責した。彼はラムジューに、スックルで自分の到着を待つようにと電報を打っていたが、その電報が届いていなかったのである。バーバーとフィロズ・シャーは、未送達のままの電報を駅長の新聞の下から見つけ出し、自ら持ち帰った。
そしてバーバーは、アルデシルがスックルで選んでおいた敷地に行ってみたところ大変気に入り、この導師の大義に身を捧げるようになったスックルの住民ホラーラムとルストムジを通じて、その土地を購入したと語った。さらに彼は、ムスリム聖者バチャル・シャーの廟でマストと接触したことも告げた。そして、その土地に家が建つまでの間、できればその場所の近くにスックルでもう一軒の平屋を借りておくべきだと指示した。バーバーはこのためにラムジューをすぐにスックルへ送り返し、バチャル・シャーの廟に居を構えるマストの面倒を見ることと、サドベラ島を訪れるよう指示した。1ラムジューはまた、家族が移り住むことになった場合に備えて、購入できる家もそこで尋ねておくよう言われた。
ラムジューはスックルで手ごろな平屋を見つけ、バーバーとマンダリのために半年間借り上げた。そののち、購入した土地のそばにあるバチャル・シャーの廟へ赴き、敬意を捧げた。しかしそこではあのマストを見つけることができず、代わりにババジャンに似た風貌のマスタニ(女性のマスト)に出会った。その女性はラムジューに迫り、こう尋ねた。「お前のピール[師]は誰だ?」
「シュリー・メヘル・バーバーです」とラムジューは答えた。
マスタニは「バードシャー、シャーヘンシャー!」(王よ、皇帝よ!)と口にし、さらにいくつかの奇妙な音声を発したかと思うと、突然姿を消した。その女性の言葉は理解しがたかったが、ラムジューはこの二語だけははっきりと聞き取った。するとどこからともなくあのマストが現れ、ラムジューはこれはメヘル・バーバーから贈られた金だと言って、五ルピーを手渡した。マストはダクシナー[供物]を受け取ってたいそう喜んでいる様子だった。
翌日ラムジューがクエッタへ戻ると、スックルに家を建てる計画が話し合われ、マンダリ自身が家を建て、果樹園で働くことに決まった。信託の設立も提案され、メヘル・バーバーただ一人にすべてを捧げる者のみがこの事業に参加できるという条項が付された。議論の中で誰かがスックルの酷暑の問題を持ち出し、その高温を経験したことのある者たちは、マンダリには到底耐えられないと感じた。スックルへ移ることの是非をめぐる議論は一週間にわたって続き、最終的にスックル計画はすべて取りやめとなった。
脚注
- 1.サドベラ島にはヒンドゥー聖者に捧げられた寺院がある。
