第4章: 旅路
1924年· ババ 30歳ページ 532 / 5,444
パドリはイェシュワント・ラオを介してマハラジに、メヘル・バーバーが馬と雄牛を贈り物として送ったので受け取ってほしい、との伝言を届けた。
しかしマハラジはひどく荒れた様子で、すぐに動物を連れて帰れとの返事を寄こした。そのような贈り物は受け取れないと、マハラジは大声で叫んだ。
この厳しい返答に衝撃を受けたパドリとナーヴァスは、動物をどうすればよいのか分からず不安になった。真夜中にいったいどこへ行けというのか。だがマハラジはふたたび伝言を寄こし、その夜はサコリで休み、朝になってから馬と雄牛を連れて帰ればよいと告げた。二人は動物とともに野営し眠れぬ夜を過ごしたあと、朝になってからメヘル・バーバーからの捧げ物として受け取ってほしいとマハラジに懇願した。
マハラジは少し離れた場所に立ち、悪態を浴びせ始めた。「すぐに警察を呼べ!こいつらはこの動物どもを盗んでここへ連れてきたのだ!この畜生どもめ、今すぐ出て行かないと牢屋に放り込まれるぞ!」
怯えたパドリとナーヴァスは動物を連れ、急いでサコリを後にした。数時間後にチタリへ着き、幸運にも来るときに乗ったのと同じ貨車を見つけた。アフマドナガルへ戻り、手のかかる馬と雄牛をクシュル・クォーターズのサロシュに預けてから、ボンベイ行きの列車に乗り込んだ。
ボンベイでバーバーは二人に問いただした。
スーフィとサントは無事マハラジに届けたのか、と。
パドリは笑い、悪態をつき、それから一部始終を詳しく語り、バーバーは大いに笑った。
メヘル・バーバーとウパスニ・マハラジのような導師たちのあいだで行われる内的な働きの神秘について、人はほんの一端を察することができるにすぎない。ただ表面的な様子からは、マハラジがスーフィを受け取ろうとしなかったのは、のちにメヘル・バーバーの女性マンダリの常駐の一員となるメヘラと関係があるからだと推し量ることができる。かつてメヘラはサコリに永住すべきだとほのめかされたことがあったが、彼女の運命はウパスニ・マハラジのもとにはなかった。彼女の運命は、愛しいお方であるメヘル・バーバーとともにあった。
ボンベイを発つ前に、バーバーはガニーに、いったんロナヴラの家へ戻って待ち、住まいの手配が整ったあとで残りのマンダリと一緒にクエッタへ来るようにと指示した。
それからバーバーはスーナマシとコルシェードに告げた。「私は十二年は戻りません。あなた方はここに留まり、私を覚えていてください。今回はあなた方をクエッタへは連れて行きません。」
