第39章: ドラッグ禁止
1966年· ババ 72歳ページ 5,215 / 5,444
二人はバーバーに手紙を書き、お望みに従って近々アメリカへ向けて発つと伝えた。折り返しアディから速達の手紙が届き、バーバーが「3月7日午前9時きっかりに、わずか5分間だけ」会うことを許可することに決めた、と知らせてきた。ただし、その日のうちにアフマドナガルを発ち、アメリカ合衆国へ戻る旅に発つことが条件であった。
ウルスラはデカン高原までもう一度はるばる戻る旅を依然として恐れていたが、ミクは有頂天だった。「バーバーの電報を受け取ったときに感じた喜びは、とても言葉にできない」と彼は回想した。
二人は旅程の最後の区間を除き、すべてヒッチハイクで進んだ。アディが1966年3月7日月曜日に駅で出迎えると手紙に書いてきていたため、二人はマンマードからアフマドナガル行きの列車に乗った。列車が遅れたため、アディは二人を直接メヘラザードへ車で連れて行った。アディは車を停め、二人は車から降りた。通常の手順どおり、アディは二人にマンダリ・ホールの外のベンチに座って待っているよう告げ、自分は二人の到着をバーバーに知らせるため中へ入った。
ミクはアバターの御前で何をすべきか不安になり始めた。「ナマスカールを差し上げるべきだろうか、それともあの方の足元に身を投げ出すべきだろうか? 足元に捧げるためのココナッツを持ってくるべきだった。……あの方は沈黙しておられるのに、私は何を申し上げればいいのだろう?」
アディが出て来て言った。「メヘル・バーバーが、ご自身にナマスカールを捧げたり足に触れたりしてはならないと指示なさいました。バーバーは皆さんを抱擁したいとお望みです。」彼らの悩みは解決した。二人はホールへ入り、マンダリの姿を目にし、それから右へ振り向いて椅子に腰掛けているバーバーの姿を目にした。バーバーは前に出て自分を抱擁するように、と身ぶりで示した。先にミクが、続いてウルスラが進み出た。バーバーは二人に、自分の向かいの壁際に座るよう身ぶりで示した。アディはバーバーの椅子の脇の床に腰を下ろした。
後にミクはこう回想した。
私の視線は、四、五フィートほど離れて座っておられるバーバーへとまっすぐに向かった。私はあの方へ向かって歩き始めたが、部屋はどんどん広がっていくように感じられた。バーバーはあれほど近くにおられるのに、同時にはるか遠くにおられるかのようで、私はそこにたどり着けないのではないかと怖くなった。するとそのとき突然、バーバーの両腕が上がり、抱擁しようと私をその腕の中へ引き寄せてくださった。それは私の生涯で最も尊く、いつまでも残り続ける触れ合いの感覚である。あの方が両手を置いてくださった私の肩に、私は今もなおその感触を感じている。
