第4章: 旅路
1924年· ババ 30歳ページ 513 / 5,444
翌日の晩、子供たちはバーバーに言った。「考えてみましたが、六本の手をもつ神は見たことがありません!」
バーバーは微笑んでこう言われた。「その神も、他のあらゆる神も、私が皆さんにお見せいたしましょう。しかしまずは私と一緒にバジャンを歌ってください。そして真心を込めて歌ってください!」
「この神あり、かの神あり!
おお、神よ!あなたはあらゆる神の神である!」
子供たちは尋ねた。「歌いますけれども、お菓子をくださいますか?」
バーバーは笑ってこう言われた。「ええ、必ず何かを差し上げます。」
こうして毎晩、師は貧しい子供たちと共にバジャンを歌い、彼らは文盲ではあったが、しばしば様々な事柄について彼らに問いかけた。彼らの中にはワカディヤという少年がいた。足は不自由であったが大変聡明で、毎日村の子供たちを音楽と歌の行進隊さながらにメヘラバードへと引率していた。彼は先頭に立ち、長いトランペットを吹き鳴らして、行進の道中ずっと独特な大きな音を響かせていた。「グー...グー...グー」
1924年5月3日、ワカディヤの指揮のもと、30人の子供たちが楽隊さながらメヘラバードへやって来た。アルジュンには彼らにバジャンを教える役目が任された。バーバーは、ムンシジがボンベイから持参した果物の大きな籠を二つ配った。
ムンシジはその日ボンベイから到着しており、サイイェド・サヘブはその数日前にナーシクから来ていた。バーバーはムンシジと内々に話をしたあと、マンダリーを呼んで合流させた。彼はムンシジに、バルソープが「宗教上の理由」と称してマンダリー全員にお辞儀をするようにという自身の命令を破ったことを説明した。
バーバーは彼にお尋ねになった。「私の命令はイスラムの原則に反していますか?イスラムは、一人が他人に敬意を払うことを禁じていますか?」
かつて熱心なムスリムであったムンシジは言った。「イスラムの観点から、この命令に誤った点は見当たりません。しかし、宗教があなた様の命令と何の関わりを持ちましょうか?あなた様の命令そのものが、私たちの宗教なのです!」
この答えを聞いて、バルソープは恥じ入った。
バーバーは話題を変え、郵便物を読み上げさせた。ボンベイのベイリーから届いた手紙には、彼の友人が最近ボンベイでバーバーを見かけたと書かれていた。ベイリーは手紙の中でこう不平をこぼしていた。「ボンベイにいらっしゃった折、なぜ私をお呼びくださらなかったのですか?私に何かご不快な点でもおありなのですか?」彼はさらにこう書き連ねていた。「これはあなた様による奇跡なのかもしれません。なぜなら、もしあなた様がボンベイに足を運ばれていたなら、必ず私にお会いになるか、または知らせを下さったはずだと、私は確信しているからです。」
