第4章: 旅路
1924年· ババ 30歳ページ 503 / 5,444
マンダリがより自制心を養えるよう、バーバーは次の二つの規則を出した。
毎朝、マンダリの一人ひとりが他の全員の足に触れ、「あなたは私の兄弟です!」と唱えること。一日二十四時間のうちに、誰かが怒りを表し、他者に辛辣な言葉を発した場合は、直ちに私に報告すること。その時には、私がその違反者の足元にひれ伏し、敬礼することにします。
バルソープは反論した。「最初の規則は私の宗教[イスラム教]のシャリーア[慣習]に反します。」
しかしバーバーは説明した。「この規則は両手で足に触れることだけを求めるものです。お辞儀をするとか、人の足に頭を付けるという話ではありません。」
しかしバルソープは、他人の足に触れること自体がシャリーアに反すると言い張った。そこでバーバーは、足に触れる代わりにバルソープは他の男たちと握手するようにと指示した。
ラムジューもムスリムであったので、バーバーは彼にも尋ねた。「これに従う上で、何か宗教上の不都合はありますか?」
ラムジューは答えた。「これらの規則がシャリーアに反するとは思いませんので、最初の規則は受け入れます。ですが、あなたに報告して、足に触れていただくことは致しません。」
パドリとネルヴァスも当初は第二の規則に従うことを拒んだが、バーバーがこれは自分の命令であると説明した後に同意した。
バーバーはラムジューと二人だけで話し、こう告げた。「あなたはバルソープと同じことをしました。私の意志を原則として受け入れ、些かの躊躇いもなく実行しなさい。どのシャリーアが私の意志を超えうるでしょうか?私の意志こそが宗教であり、私の意志こそがシャリーアです。これに従う者はシャリーアに従い、自身の宗教の教義を成就するのです。他の如何なる事よりも、常に私の意志を心に留めなさい。」
ラムジューは説明した。「しかし、あなたに足を触れていただくのは耐え難いのです……私はあなたを敬っております。」
「なぜあなたは好き嫌いを口にするのですか?」とバーバーは言い返した。「私が好むものは、あなたも好むべきです。もしあなたが私の意志に従わないのなら、どうして私を敬っていると言えるのですか?自らの願望の奴隷でありながら、同時に私を敬うことなどできないのです。」
ラムジューは答えた。「あなたが私の足に触れる姿を目の当たりにしたら、胸が張り裂けてしまいます!」
