第36章: 無関心であることに関心を持つ
1961年· ババ 67歳ページ 4,779 / 5,444
バーバーはアルに身振りで示した。「ご覧なさい、私のダーマン[衣の裾]は、あなたの手にしっかりと握られています。全世界をお忘れなさい。それはすべて幻影です。私だけが実在です。ただ私のことだけを思い、私の名を唱えてください。何もご心配なさらないでください。私はあなたと共におりましょう。」
バーバーはロシャンに、アルが見て意識を集中できるように、彼女のベッドの向かい側にある小さな冷蔵庫の上に自分の写真を置くようにと指示した。それからバーバーはメヘラザードに戻った。
アルはその晩昏睡状態に陥り、二度と意識を取り戻さなかった。四日後、アル・サタは永遠に彼の中に融合し、長年耐えてきた耐え難い苦しみからついに解き放たれた。
バーバーはこう述べた。「彼女は私のもとに来ました。私は瞬時に彼女を癒すこともできたのですが、彼女にとっては苦しむことが最善だったのです。もう、これ以上の誕生はありません!」
1961年6月中旬、デフラドゥンにいたクマールは、バーバーが彼を呼びたいと望む場合に備えて連絡を保てるよう、二週間ごとにリシケシのニルカントワラ・マストを訪ねるのがバーバーの望みだ、と知らされていた。五か月後、バーバーはクマールに、ニルカントワラをメヘラザードに連れてくるようにと手紙を書いたが、それはマストが完全にその意思を示した場合に限られた。バーバーのもとに戻りたいと切望していたクマールは、マストが来ることに同意したときにしかそうできなかったため、大いなる忍耐を要したのだった。ついにニルカントワラは、来る意思があるばかりか、来たがってさえいた。バーバーはクマールに、すぐに彼を連れてくるよう電報を送った。彼らは1961年11月25日に到着し、バーバーはまもなくそのマストとの仕事を始めた。1ニルカントワラが滞在する十日間のうちいつ何時、突然帰りたいという衝動に駆られるかもしれないと知っていたバーバーは、いつも以上の時間を費やし、毎日少なくとも一時間、閉居の中で彼と仕事をした。バーバーの仕事が完了したのち、ニルカントワラは12月5日にクマールと共にリシケシへ送り返された。これが彼のバーバーとの最後の対面となった。なぜなら、この後そのマストは亡くなったからである。ニルカントワラは肉体の重荷から自分を解き放ってくれるようバーバーに懇願しており、その願いはかなえられた。
時代が記したように、「ニルカントワラとのこの最後の接触はきわめて重要なものであった。バーバーのマスト・ワーク[マストたちとの仕事]はここで終わりを迎え、地上での残りの生涯において、彼は他のいかなる神に酔った魂とも接触することはなかった。」
脚注
- 1.メヘラザード滞在中、ニルカントワラはマンダリ・ホールの向かいにあるコテージの小部屋に滞在し、そこでバーバーは彼との仕事を行った。
