第36章: 無関心であることに関心を持つ
1961年· ババ 67歳ページ 4,757 / 5,444
アンは自分の耳を信じられぬ思いで言った。「バーバー、留まっても構わないと言ってくれました。ただ知らせるようにとのことです。」
「では、忘れずにそうしてくださいね」と彼は答えた。
その日の午後、ケシャヴ・ネネの娘サンディヤがバーバーのために舞を披露した。ある一曲の踊りは、クリシュナへの愛に没入したゴーピー [クリシュナを慕う牧女] の生涯を描いていた。会話の途中で、ミーラの歌に話が及んだ。
バーバーはアンに尋ねた。「聖女ミーラの物語を知っていますか?」
彼女が知らないと答えると、バーバーはエルチに身振りで合図し、ミーラの生涯からいくつかの逸話を語るよう促した。
その後、バーバーは語った。「ミーラは、クリシュナが人間の姿でアバターとして顕現された時代には生まれていませんでした。それでも彼女の愛はゴーピーたちの愛を凌駕していました。その意味において、彼女の愛は唯一無二であり、比類がありません。同じことが、アッシジのフランシスのイエス・キリストへの愛についても言えます。彼はイエスに直接お目にかかったことはありませんでしたが、キリストへの愛は、岩なるペテロの愛をも凌いでいました。フランシスは決してイエスに会うことがなかったがゆえに、その慕情と愛はそれだけいっそう深かったのです。」
バーバーはアン・コンロンを見つめ、たいへん真剣な面持ちで言った。「ミーラは夫の機嫌を損ねることなど気にかけませんでした。彼女の唯一の気がかりは、自分の主の御心を損ねることでした。彼女は自分とクリシュナの間に、何人(なんびと)も、何ものも置こうとはしませんでした。」
バーバーは最後の一文をもう一度繰り返した。アンは、その中に自分への伝言が込められていると悟った。
バーバーは彼女に尋ねた。「私の本を何か読んだことはありますか?」
アンは読んだことがあると答え、何冊かの題名を挙げた。
「『神は語る (God Speaks)』は読みましたか?」とバーバーは尋ねた。
アンはばつの悪そうな様子で答えた。「読んでみました、バーバー。六十四ページまで進みましたが、一言も理解できませんでした。」
バーバーは笑い、身振りで示した。「気にせず、忘れてしまいなさい。重要なことではありません。」
バーバーの神性を讃える歌がさらに数曲続いた後、新しく訪れた人々はそれぞれのグループ長によって一人ずつバーバーに紹介された。
ある時点でバーバーは、自分の足元に座っているアンが居心地悪そうにしているのに気づき、身振りで伝えた。「あなたはそのように座るために生まれてきたのではありませんよ。」
彼は椅子を一つ運ばせ、壁際に置かせた。ラノが呼ばれ、アンの隣に座って話し相手になるよう命じられた。
ダルシャンの行事の間中、アンの視線は終始バーバーに注がれていた。
バーバーは何度も突然振り返って、「幸せですか?」と尋ねた。
アンが彼の美しさにすっかり見惚れて我を忘れていたので、ラノが脇腹を肘でつついて「お返事して」とささやかなければならなかった。その日が終わる頃には、アンはバーバーの圧倒的な生命力のもとに長く居続けたために、すっかり疲れ果てていた。
