第35章: グルプラサド、1960年
1960年· ババ 66歳ページ 4,692 / 5,444
あるとき、絶えずバーバーに手紙を書いていたスリナガル出身のアヴタル・キサン・ティクという大学生がダルシャンを受けに来た。バーバーは彼を抱きしめたが、しばらくしてからティクに、二度とグルプラサドに戻ってこないようにとの命とともに帰るよう告げた。青年は立ち上がらず、こう言った。「バーバー、もしよろしければ、もう少しだけ座っていたいのです。」
バーバーがプカルに合図すると、プカルはすぐさま怒鳴った。「出ていくのか、それとも俺がつまみ出してやろうか?二度とグルプラサドに来たら、足をへし折ってやるぞ!お前は愚か者だ!」バーバーの手話に従い、プカルは大声でティクを叱責し、ついにティクは宮殿の外へ連れ出された。
普通であればこのような扱いは反発を生んだであろうが、この場合はむしろ反対に、キサン・ティクはやがてバーバーの愛のなかでとても近しい者となった。バーバーの望みどおり、その日のうちにプカル自らがティクを汽車でカシミールまで送り届けたが、バーバーは彼の「胸」を自分のもとに留め置いた。彼は初めてダルシャンを受けに来たのに、それまでどの新参者も受けたことのないような扱いを受けたのだ!
キサン・ティクは再びバーバーに手紙を書き始め、後にバーバーが隠棲しており(1965年12月)、外部の者と一切会っていなかった時期に、バーバーは彼をメヘラザードに呼び寄せた。ティクは遠く離れたカシミールから急いで再び駆けつけ、今回はバーバーが心からの愛をもって迎え、温かく抱きしめてから、同じ日のうちに送り返した。
時代が記したように、「このような振る舞いを目にして、誰が神人(ゴッド・マン)の戯れを理解できようか。」
