第35章: グルプラサド、1960年
1960年· ババ 66歳ページ 4,691 / 5,444
バウは彼を思いとどまらせようとした。「アガ・カーンの邸宅は遠く、バーバーはあなたが車で行かれることを望んでおられます。」それ以上聞こうとせず、アスタナ学長は徒歩で出発した。
バウが戻ると、バーバーは彼をからかった。「あなたは愚か者ですね!少なくとも、ご自分の学長を車でお送りすることぐらいはおできになったはずでしょう。体裁が悪いではありませんか?あの方はここからとても遠いところに泊まっておられるのに、あなたは徒歩で行かせてしまったのです。あなたは間抜けですね!」
翌朝、アスタナ学長はバーバーのダルシャンを受けに来て、彼に会って深い感銘を受けた。
しかし後になって、バウは同僚の一人から、アスタナ学長が自分に語ったのとは違って、アガ・カーンの邸宅ではなくずっと安い宿に泊まっていたことを知った。彼はバウに印象づけるためだけにアガ・カーンの名を口にしたのだった。バーバーはこのことを知っていたので、アスタナに車を使うようにと言い続けたのだった。バーバーは彼の欺瞞を暴こうとしたのであり、こうしてアスタナはバーバーがすべてを知っていることをすぐに悟った。
バウがこれを知ってバーバーに伝えると、バーバーはこう述べた。「世の中で人を欺く者は私だけだと思っておりましたが、あなたの学長までもが欺く者だったとは!」
その同じ日、ニランジャン・シン学長、ジャギンダル・シン教授、ララ・テヘラムがデリーからバーバーのダルシャンを受けに来た。
バーバーは尋ねた。「今日はここに学長が何人いらっしゃいますか?」
学校の管理者たちがプーナで開かれていた会議に出席していたため、彼らの多くがバーバーに会いに来たのだった。
1960年5月28日土曜日、バーバーはグルプラサドでダルシャンを与え、午後2時から3時30分まで、さらに三軒の家庭を訪問した。ラッド・ディンプフルはその日に発った。二日後の三十日には、カルカッタから来た五十人の愛する者たちが到着した。
