第35章: グルプラサド、1960年
1960年· ババ 66歳ページ 4,688 / 5,444
メヘルジーが割って入った。「ちょっと見せてくださいよ。」
「これはバーバーのために持って来たのです!」デーシュムクは抗議した。「他の誰にも見せませんよ。」
最初メヘルジーはそれが最高級品種に違いないと思ったが、デーシュムクが袋に手を入れて一つ取り出すと、バーバーを含むその場の全員が笑い出した。再びデーシュムクは言い張った。「バーバー、これはバーバーお一人で召し上がって、誰にも与えないでください。」
その場にいた人々にウインクしながら、バーバーは答えた。「私が食べて、人にはあげないことにします。果汁がないので、こんなふうに噛まなければなりません。」そう言って、彼はおどけた表情で口を上下に動かし始めた。
「でも健康に良いのですよ!」デーシュムクは言い張った。
インドゥマティ(デーシュムクの妻)の方を向いて、バーバーは尋ねた。「お父さまはこの常軌を逸した夫より良い縁談を見つけてくださらなかったのですか?」
インドゥマティが笑うと、バーバーは言った。「デーシュムクはなかなか良い人ですが、私への愛で気が触れてしまったのです!」
インドゥマティは『神は語る』をマラーティー語に翻訳しており、毎日バーバーに自分が訳した部分を読んで聞かせた。娘のジャイシュリーとプラグニャはインドゥマティが作った歌をバーバーに歌い、息子のプラナブはバーバーに面白い話を聞かせた。
バーバーはデーシュムクに言った。「あなたは何と幸運でいらっしゃいますか!奥様は学識がおありで、お子さん方はみな利発で、皆が私を愛してくださいます。」
1960年5月24日、ハイデラバードから二十人の愛する者たちがバーバーのダルシャンを受けにグルプラサドに到着した。その日、バーバーは偽善的な聖者(聖者のふりをする者)について語った。サッドグル・トゥカーラムのアバング[讃歌]が朗誦され、その中でトゥカーラムは「偽善的な聖者を打つ行為は罪と見なすことができない」と述べていた。
そうした偽善者に関するハーフィズの対句もペルシア語で詠まれた。ハーフィズの対句のひとつにはこうあった。「これらの悪党どもはある意味で勇敢だ。彼らは神を欺こうとする!彼らは鞭打ちにされるべきだ!」
以前(1960年4月13日に)、バーバーはこう述べたことがあった。「神が許さない唯一の罪は偽善です。偽善者は自分自身も欺き、他人をも欺きます。近頃は偽善的な聖者がこれほど多く増え、慈悲の大洋である私にとってさえ嫌悪を催すほどになりました!」
