第35章: グルプラサド、1960年
1960年· ババ 66歳ページ 4,624 / 5,444
その後、皆は下メヘラバードのドゥニのそばに集まった。アフマドナガルから連れて来られた二人のハンセン病患者がおり、バーバーは彼らの足を洗い、タオルで拭いて乾かしたうえで、プラサードを手渡した。
手を洗ったあと、バーバーは車に乗り込み、一行はメヘラザードへと向かった。同乗していたのはエルチ、アラン、ドン、シュッダーナンダ・バラティであった。
バーバーは前の座席から振り返り、ドンに合図して言った。「アバターとして、私にはもちろん多くの責任と務めがありますが、その中でも、ハンセン病の人々の前にひれ伏し、彼らの足を洗うこと以上に私を深く揺さぶるものはありません。彼らは醜い鳥籠に閉じ込められた美しい鳥のような存在です。」
彼は続けた。「これらの村人たちは世間の目には貧しいかもしれませんが、最も豊かな者でさえうらやむほどの富を持っています。彼らは太古の方への愛において豊かなのですから。」
移動中、アランはドンに対しフランス語で二、三の言葉を口にした。シュッダーナンダ・バラティも自分はフランス語が分かると言い、三人はその言語で会話を始めた。
数分後、バーバーは振り返り、にこやかに合図した。「英語で話してください。バーバーがどうしてフランス語を理解できると思いますか?」
メヘラザードで、バーバーは自分の花輪のひとつをアランに与え、上機嫌のまま彼の首にかけてやった。
ドン・スティーブンスとアランは、翌朝8時にメヘルジーとともに発ち、8日の夜中にボンベイから飛行機で飛び立った。出発前、バーバーは自分自身が祝福を与えて(触れて)おいた写真をアランに贈った。これがアランがバーバーに会った最初の機会であったが、別れの頃には彼はすっかりバーバーの虜となっていた。
毎朝、バーバーはアランの肩をぽんと叩き、こう尋ねるのだった。「私をどれくらい愛していますか?今朝はもう少し私を愛してくれていますか?」と彼はからかうのだった。
アランはこう答えるのだった。「バーバー、私はあなたを101パーセント愛しています。どうしてこれ以上愛せるでしょうか?」後の手紙の中で、アランは自分の愛がいまや「101と四分の一パーセント」にまで膨らみ、その後さらに「101と二分の一パーセント」になったと書き送ることになる。
