第34章: 完全な隠遁
1959年· ババ 65歳ページ 4,562 / 5,444
翌日、バーバーは「葡萄酒と愛」について、また7月18日にはサーキー [葡萄酒を注ぐ者] について詳説した。1プレムとギルジャ・キルナニは、十八日の午後五時三十分にバーバーに会いに来た。彼らは、バーバーにもっと頻繁に会えないことへの落胆を伝えた。バーバーは彼らに語った。
あなた方が私と共にいることよりも、私があなた方と共にいることのほうがよいのです!私はすべての人の胸の中にいますが、そこで眠っています。それは私の、とてもとても古い習慣です。私を目覚めさせるには、あなた方はいつも私に呼びかけ、「バーバー、バーバー、バーバー!」と絶えず唱えるべきです。そうすれば、あなた方の胸の中で眠っている私は、眠り続けることに何の喜びも見いださなくなるでしょう。眠るどころか、まどろむ時間さえ見つけられなくなるでしょう!あなた方の絶え間ない呼び声、すなわち私の名を絶えず唱える声を聞いて、私はあなた方の胸の中でゆっくりと目覚めるでしょう。
ひとたび私があなた方の胸の中で目覚めれば、あなた方もまた目覚め、永遠に目覚めたままでいるでしょう。ですから、私の名を絶えず唱え、あなた方の胸の中で私を目覚めさせなさい。そうすれば、あなた方は永遠に目覚めた者となるでしょう。
グル・プールニマ(満月の日)に、バーバーはマンダリに、最後までバーバーをしっかりつかんでいられるよう神に集団で祈らせた。夕方、彼はフランシスを自室に呼び寄せた。
いろいろな話の中で、バーバーは言った。「これまであなたが私と共に過ごした滞在は、私にとっても、あなたにとっても、あなたの[オーストラリアの]グループにとっても、まったく実りあるものでした。」
フランシスはオーストラリアのグループに宛てた手紙で、この会話を語り、また来たる新しい人類とバーバーの苦しみについても述べた。
バーバーと共にいる時間が長くなるほど、世界の状態に対する唯一の解決は新しい人類であることを、ますます悟る。すなわち、現在の人類が持つものとはまったく異なる価値体系に向かう人類、「音楽への新しい耳」を持つ人類、「神と互いを自分自身のように愛せよ」というこの新しい音楽に向かう人類であり、「私のものと世界」という豚のような分離性の終わり、そして新しい世界の始まりである。
問題は、この新しい人類の始まりは、バーバーが沈黙を破るまでは実現され得ないということだ。そしてそれは、彼が肉体を捨てることを意味する。バーバーのいない世界、マン・バーバー単位のない世界など想像できない。だが一方で、彼の苦しみのほんの一分子にすぎないものを日々目にすると、彼が肉体を捨ててくれればよいと願わずにはいられない。実際、自分自身を含む全世界が地獄へ行こうが、戦争によって自滅しようが構わないから、ただ彼の苦しみを終わらせてほしいと、彼に懇願したくなる……
脚注
- 1.二つの講話はいずれも『すべてと無』に収められている。
