第4章: 旅路
1923年· ババ 29歳ページ 425 / 5,444
ババは言った。「あなたは私の霊的な姉妹です。ですから誰よりも私の命令に従い、私の望みが叶えられるよう取り計らうべきなのです。」
ピラマイは言った。「ババよ、あなた様のためなら命を捧げますが、この椅子に座ることはできません。あなた様が座り心地の悪い木のベンチにお座りになっているのに、その御前で椅子に座るのは恥ずかしくてなりません。」
ババは厳しく言った。「あなたは私よりも自分の恥じらいの気持ちを大切にしているのですよ!そして、私のささやかな望みすら果たせないあなたが、どうして私のために命を捧げることなどできましょうか?」
ババは続けて言った。「私の大義のために命を捨てることが、それほどたやすいと思ってはなりません。生きながらにして自身の欲望に死ぬことにより、命を差し出しなさい!」
ピラマイは懇願した。「ババよ、私は霊性のことなど何も分かりません。ですが、これは高価で座り心地の良い椅子なのです。私はただ、あなた様にこれに座っていただきたいだけなのです。あなた様お一人のために買ったものでございます。」
ババは立ち上がり、走る列車の窓から怒りに任せて椅子を投げ捨てた!その時になってようやくピラマイは、導師がこの人生において自身の望みへの従順以外には何ものも重んじていないことを悟った。
ババはピラマイにそれ以上一言も口を利かなかった。しばらくすると、彼女の息子ヴィタルが泣き始めた。それがババの気を煩わせ、ババは彼女に泣き止ませるよう言った。ピラマイは彼の指示に従わなければならないと悟り、必死で子供をなだめようとした。牛乳を与えたが、子供はそれを脇へ放り捨て、泣き続けた。切羽詰まったピラマイは、子供をトイレへ連れて行き、中に閉じこもった。ヴィタルはようやく涙を止めたが、ピラマイがトイレから連れ出すなりまた泣き出し、母親は慌てて中へ戻らざるを得なかった。ほぼ二日間、ピラマイの悪臭のするトイレでの幽閉は続き、列車が北インドのアーグラに到着するまで終わらなかった。皆は5月27日日曜日、そこで下車した。
アーグラは有名な観光都市で、駅は混雑して慌ただしかった。女性たちの大型金属製トランク四個に加えて、荷物には全員の重い寝具の包みと手荷物も含まれていた。ババはマンダリが駅でクーリーを雇うことを禁じていたので、立派な装いの男たちは再び荷物を肩に担ぎ、頭に乗せて運んだ。これは雇われるのを期待していた貧しいクーリーたちを不機嫌にさせた。駅長もそれを快く思わず、一行が線路を横切ることを阻んで、線路の橋を越えて遠回りせざるを得なくさせた。
