第30章: 1956年西洋への旅
1956年· ババ 62歳ページ 4,099 / 5,444
「先生、あなたの目的は何ですか、また世界における御仕事は何ですか?」とドナルド・スミスは尋ねた。
私の愛を与え、人類を目覚めさせ、すべては幻想であり、神こそが唯一の実在であると人々に知らしめることです。神を愛することのできる者は、その実在に到達することができます。すべては一つですが、誰もその一つであることを知りません。神はあなたの内にいます。しかしベールがあり、あなた自身があなたと神との間のベールなのです。神は私の内にいます。私はすべての人間からそのベールを取り去り、神が彼ら自身の内にいることを彼らが悟れるように、この姿を取ったのです。ただ神のみがすべての内に住み、私はそのベールを上げて人類を目覚めさせ、唯一の実在のみが存在し、ほかのすべては幻想であることを知らしめるために来たのです。
ドナルド・スミスは困惑し、口ごもりながら言った、「では、実在は内にも外にも等しくあるのですか?」と。
バーバーは、内も外もない、とおっしゃっています。実在は遍在しています。実際には、実在を超えるものは何もありません。内も外もなく、上下もありません。実在はあらゆる場所にあります ― 遍在しているのです。しかし、いわゆる幻想は、私たちの言うように、これもまた実在から生じるのです。それは実在の影なのです。
あなたが歩くと影はあなたについて来ますが、あなたはその影を重要視しません。それはただの影に過ぎませんから、重要視することはできません。その影はあなたから生じたものです。あなたについて回るのは、あなた自身の影なのです。あなたが影に従っているのではありません。ちょうど真昼、正午十二時に、いわばその影は消えてしまいます。なぜでしょうか?それはもともとそこになかったからです。だからこそ消えたのです。実在であるのはあなただけであって、影ではありません。影には存在というものがまったくないのです。
8月11日のその後、午後4時15分にバーバーとマンダリは、シドニーから南へ660マイルのメルボルンへ飛び、シドニーとメルボルンのラヴァー20人(以前にバーバーに会うためシドニーへ飛んできていた人々)が同行した。ロバート・ラウスがメルボルン行きのフライト予約を担当した。航空管制官として働いていたジョン・グラントの仲介で、彼は最新の旅客機ダグラスDC-6Bを最近導入したオーストラリアン・ナショナル航空を選んだ。その機体はオーストラリアの他の航空機より速く、機内後方には六人が座れるミニラウンジが備えられていた。バーバーの許可を得て、ロバートはバーバー、四人のマンダリ、そしてフランシスをこのセクションに予約し、残りの一行は他の乗客とともに座った。
