第30章: 1956年西洋への旅
1956年· ババ 62歳ページ 4,068 / 5,444
バーバーは再び皆を集めて言った。
今日は私から何の談話も期待しないでください。昨日、私は皆さんに、[ここで]遊んでくつろぐことになるだろうと申し上げました。皆さんに知っていただきたいことが一つあります。私が皆さんを抱擁するとき、皆さんはそれがどれほど幸運なことか分かっておられません。インドで、私が自分のダルシャン[聖者との面会]を授けに出かけるとき、南インドのアンドラ州を東から西へと巡り歩くと、私のダルシャンを受けるために何千もの人々がやって来て、皆私を非常に愛してくれます。彼らのうち多くの者は、私が合図一つで自分の命を捧げる用意ができています。それでも、人混みがあまりにもひどいために、彼らには私の抱擁や私と親しく共にいる機会がありません。彼らが私に近づくと、後ろの人が押し進め、その後ろの人もまた押すので、ほんの一秒だけ私と接することができ、それで終わってしまうのです。彼らは私を非常に愛しているにもかかわらず、私のそばに座ったり、私を抱擁したりする機会がありません。
ロサンゼルスでは、あまりにも多くの人々がやって来て、私が非常に忙しかったので、皆さんには今日のように私のそばに座る時間がありませんでした。ですから、私は特にここで[自由な]一日を過ごしたかったのです。
皆さんはロンドンのときと同じように、私の気分が変わるのを目にされました。
エルチが割って入った。「ときどき、バーバーは突然とても軽やかで、とても幸せそうにお見えになり、同時に私たちもとても幸せに感じさせてくださいます。バーバーは子供たちに混じり、子供たちと遊ばれ、子供のように走り回られ、本当に、本当に幸せそうにお見えになります。そして突然、バーバーのご気分に変化が起こります。私たちには、まるで何かが起こったかのように、ひどく疲れて、ひどく病んでおられるようにお見えになります。けれども、私たちに見えるものは何もないのです。バーバーはときに、私たちには非常に愛情に満ち溢れているようにお見えになります ― 愛で満ちて、愛が溢れ出ていて、私たちはバーバーをお愛しすること以外には何もしたくないように感じます。そしてまた気分の変化が起こり、バーバーはとても厳しく、あるいは火のようにお見えになります。そのような瞬間には、私たちはバーバーを愛したいというよりも、ただ敬意を表し、ご命令とご指示をお待ちしたいと思うのです。」
バーバーは言った。「誰一人として私の在り方を理解することはできません。私は皆さんの理解を超えています。完全なる導師たちだけが、私と私の在り方を知ることができます。
「もう一つの点があります」とバーバーは続けた。「皆さんが私とますます親密になり、私により近づく機会を持つにつれ、皆さんの内にある善も悪も、いわば火花となって表に現れてきます。
