第30章: 1956年西洋への旅
1956年· ババ 62歳ページ 4,067 / 5,444
「あなたの助けが必要です、バーバー」とフレッドは答えた。
屋外を指し示しながら、バーバーは言った。「さあ、外に出て景色をご覧になり、自然を通してバーバーを愛するようにしてください。これらすべては私の愛のおかげです……この全創造、この自然、皆さんがご覧になるすべての美は、皆、私から生まれたものです。」
彼らが外に出ると、空が晴れ始めた。サルファー・マウンテンの頂上にあるその敷地の海抜2,500フィートからは、はるか遠くまで広がる眼下の美しい丘陵地帯が見渡せた。しばらくして、バーバーはアイビー、スパーキー、ほか数名を再び屋内に呼び戻した。バーバーは行ったり来たりと歩き回っていた。
バーバーは彼らを厳かに見つめ、指をパチンと鳴らして言った。「私は決定を下しました!」
彼らはその重大な決定が一体何なのかと訝りながら、唖然として立ち尽くしていた。
「私が700年後に戻ってくる頃には、地球上にはもう葡萄はないでしょう ― そしておそらくそれは酒[アルコール乱用]の問題の解決にも役立つでしょう!」とバーバーは冗談を言った。
ダナは旅の間ずっと、自分の「年代記」のためにメモを取っていた。そこでバーバーは彼を呼び、700年後には葡萄がなくなるということを年代記に入れるべきだと告げた。
「考え直してみると」と彼は言った、「なぜ葡萄がないのか、人々に当てさせましょう!」
笑いが収まると、ダナは言った。「バーバー、人々は何と言うでしょうか? 葡萄がアバターのお腹を痛めさせたから葡萄がなくなる、と私が言った、と言うでしょうか?」
それからアグネス・バロンはバーバーをメヘル・マウントの敷地へ案内した。皆が後についていった ― 速度を合わせるのに息を切らしながら。ある男性がバーバーの傘を持つ機会を与えられたが、バーバーがあまりにも素早く方向を変えるので、彼にはついていくのが大変であった。
バーバーは葉の茂る藤棚のついた硫黄水のプールを通り過ぎる際、蔦を指差して身振りで言った。「また葡萄ですね!」
バーバーは敷地の境界線と柵の杭をすべて見せてもらうことに非常にこだわり、南北線と東西線がどこにあるのかを尋ねた。アグネス自身も確信がなかったため、バーバーは彼女に向けてふざけて不機嫌そうな顔をしてみせた。
メヘル・マウントの最も高い地点には、「バーバーの樹」と呼ばれる、コースト・ライブ・オーク[海岸性のカシ]の巨木がある。バーバーはその下の乾いた落ち葉の上に座った。彼は他の誰も座ってはならないと合図した。その目は輝き、バーバーは幸せだとおっしゃった。それから彼は素早く立ち上がり、一行を埃っぽい小道を下って引き連れて戻った。アグネスの犬カリは、バーバーのすぐ後ろにぴったりとついていった。
