第30章: 1956年西洋への旅
1956年· ババ 62歳ページ 3,994 / 5,444
バーバーはエラに、これらすべては夢に過ぎないと告げました。ただ神のみが実在なのです。そして神はあらゆるものの中に、あなたの中にも私の中にもいます。エラが眠りに就き、その眠りの中で夢を見る時、彼女の体はベッドの上にあります。それでも彼女は体に没頭して動き回り、ご馳走を楽しみ、よく食べ、幸せを感じます。そして時には、ひどく悲しく感じ、苦しみもします。喜びも苦しみも夢の中にあるのですが、体はやはりベッドの上にあるのです。それは何処へも行きません。何もしません。それでも、それは味わっているのです。
彼女が幻影を楽しんでいる時にも、苦しんでいる時にも、バーバーがその夢の中に現れて、彼女にこう告げます。「エラ、心配なさいますな。これらすべては消え去ります。これは夢に過ぎないのです。」
しかし彼女は答えます。「バーバー、どうしてそうなのでしょうか?私は苦しんでいます。私にどうしようがあるのでしょうか、バーバー?私はあなたを見、他の人々も見ます。ある者は私を悩ませています。ある者は私に喜びを与えています。これがただの夢に過ぎないなど、どうして信じられましょうか?どうしてこれほどまでに現実なのでしょうか?」
しかし朝目覚めるや否や、彼女は自分が夢を見ていただけなのだということ、バーバーが夢に現れて、これは夢に過ぎないのだから苦しむな、泣くなと説明してくださったのだということに気づきます。しかし彼女はバーバーの言葉に耳を貸さなかったので、仕事をしている最中に夜の夢を思い出しては、泣き始めます。するとバーバーは彼女にこう言います。「エラ、それはあなたが眠っていた時の夢でした。しかし今、私はこれもまた別の夢だと申しているのです。あなたが生きて働いている間、こうして私の傍に座っている間、あなたがここで目にしているすべて――このニューヨーク市、ここにいる私の愛する者たち、そしてここに座っている私バーバー自身までも、すべては幻影に過ぎないのです。それは夢なのです。」
するとエラはこう言います。「バーバー、それはあんまりです!私はそれを信じることができません。だって私は彼らを見ているし、彼らの声を聞いているのですから。私はあなたが私のすぐそばに座って、私に説明してくださっているのを目にしているのです。」それでもバーバーはエラに、これは夢に過ぎないのだと言い続けます。そして何年もの後、バーバーの恵みが降りた後に、エラは突然この空虚な夢から目覚めます。すると彼女は何を見いだすことになるでしょうか?ただ神のみが実在であり、無限であるということを見いだすのです。彼女がその至福、限りなく続く無限の至福を体験するに至った時、バーバーが申したことが真実であったと悟るのです。
キリストもまさに同じことを語られました。
