第30章: 1956年西洋への旅
1956年· ババ 62歳ページ 3,978 / 5,444
一人の女性が歌を歌った後、バーバーはこう口述した。
自らの胸に神の音楽を聴く者は——それは「根源の音楽」であるからこそ、それほどに素晴らしい音楽なのですが——肉体の意識を失い、神を至るところに見るようになります。
神は誰の中にもいます。そのお方は私たち皆の中におられ、無限であり、全能であられます。今ここで皆さんが感じている無力感は、皆さんが今は肉体の中にあるからであり、神はかくも全能であるのに、これらすべては幻影なのです。なぜでしょうか?それは幻影だからです。それは皆さんと神との間にあるヴェールなのです。
何のヴェールでしょうか?そのヴェールは無知のヴェールです。肉体は実在ではなく、この肉体は皆さん自身ではないと、ひとたび知るならば、その無知のヴェールは取り払われます。実際に眠っているとき、肉体はそこにありますが、皆さんはそこにいません。肉体は呼吸していますが、眠っているとき皆さんはその呼吸に気づきません。そのとき食べる夢を見ることもあれば、夢の中で映画を観に行くこともあるでしょう。夢を見ているのは肉体ではありません。それは「皆さん自身」のはずです。
仮にこの肉体の脚が切り取られたとしても、皆さんの意識は少しも減ることはなく、ご自身の存在が縮小されたとも感じません。皆さんは依然として皆さんであり、皆さんの意識は損なわれません。心は理解していますが、皆さんに依然として残っている無知のヴェールのために、幻影のヴェールは取り払われません。
皆さんがご自身の内に神を見れば、確信を得ます。もはや疑いはありません。そのとき、無限の至福の体験があります。
皆さん全員に、私の祝福を授けます。
それからバーバーはこう言った。「では一分間、皆さんの心を完全に静めてみてください。」
一分間の沈黙が続き、バーバーは話を続け、毎日の想起のための簡素ながら効果的な方法を授けた。
私を愛する者たちが、就寝の直前に今のように一分間だけ心を静め、その心の静寂のうちに私を思い、私の姿を思い描き、それを規則的に続けるならば、皆さんが抱えているこの無知のヴェールは消え去り、私が語り、また誰もが切望するこの至福を、皆さんは体験することになるでしょう。
私は隠遁中には談話やメッセージを一切与えませんが、皆さんへの愛ゆえに、上のことを与えました。皆さんへの愛ゆえに、今、私を思い描いてください。そして毎日、その一分間の沈黙のうちに私を思い描いてください。毎日行ってください。この日々のつながりの連続を断ち切らないでください。そうすれば皆さんはこの至福を成就するでしょう。
