第26章: 驚くべき3週間
1954年· ババ 60歳ページ 3,558 / 5,444
デヘラ・ドゥーンのラニ・モヒニーが、夫ラージャ・チャラト・シンとともにやって来ていた。ゴドゥバイと同じく、彼女もまた一つの確固たる目的をもって来ていた——亡くなった娘を返すというバーバーの約束を果たしてもらうよう、お願いするためであった。ところがプラサードを受け取ろうとバーバーに近づいた瞬間、彼のきらめく瞳と魅惑的な表情が彼女にもまたそのことを忘れさせ——しかも永遠に忘れさせたのだった!願望を満たすことで縛りが生まれ、それを根絶することでその鎖は断ち切られる。バーバーはラニ・モヒニーに、永遠にその思いを忘れさせた。これこそが彼の奇跡であり、それは決して執着を増長させず、むしろ根こそぎにするものであった。
二人の幼い子供を連れた一人の女性がバーバーのもとへやって来た。バーバーはバウのほうを向き、彼女は誰かと尋ねた。「私の妻ラマです。」と彼は言った。
「子供たちの名は何といいますか?」
「女の子はシーラと申しまして、男の子はメヘルナトと申します。その名はあなた様がお付けくださいました。」
バーバーはラマに尋ねた。「誰と一緒に来ましたか?」
「兄のディーラジ・シン[パルマール]と一緒に参りました。」
バーバーは言った。「私は集会までディーラジをメヘラバードに留めておきたいのですが、それでは、あなたはどうやってナーグプルに帰りますか?」
(ラマはその時、ナーグプルから百マイル離れた村で両親と暮らしていた。)
「ナーグプルから来ている方が大勢おります——シェルレーカル、ゴドゥバイ、タラ・パンクラジ、アシャ・ケル、その他にも。」とラマは答えた。
「バウが私のもとにいることを、あなたは喜んでいますか?」
「とても喜んでおります。」
「私もあなたとともにいて喜んでいます。」
バーバーはシーラとメヘルナトに口づけしたあと、バウに尋ねた。「もう彼らと話しましたか?」
「いいえ、バーバー。」と彼は答えた。「今やっと彼らに会っているところです。」
「五分間彼らとともに過ごしたら、行かせてあげなさい。」
バウがそうしたあと、ラマはナーグプルから来ていた他の女性たちと共に、アフマドナガルのパンドバの家へ戻った。
シェルレーカルがナーグプルから高位のマスト、クッタワラを連れて来ていた。そのマストは、古びた錆びた缶に腐りかけの米をいっぱいに詰めて、バーバーに近づいた。彼がその缶をバーバーに差し出すと、バーバーは慈愛をもってその米を食べたのだった!バーバーはそのマストを優しく抱きしめ、心からの愛情を注いだ。
