第24章: デヘラ・ドゥン、1953年
1953年· ババ 59歳ページ 3,352 / 5,444
「それを聞いて嬉しく思います。さあ、教えてください。私の願いを果たしてくれますか?」
「もちろんです、何なりと!」と彼は答えた。
「それならば、家に帰って、毎日ご両親の足に頭をつけてください。ご両親がうんざりしてやめなさいと言うまで、それを続けてください。」
「しかし、彼らはバーバーを罵っているのです!」と彼は声をあげた。
「私を罵ることで、彼らは私を思い出し、同時にあなたの私に対する愛を試しているのです。あなたは忍耐を学ばなくてはなりません。彼らの態度に耐えながらも、なお彼らに愛を示し続ければ、いずれ彼らの心を動かすことになります。私の言うとおりにしてください。家に帰り、ご両親に仕えなさい。」
「でも、私はあなたとともにいたいのです」と少年は懇願した。
バーバーはアロバを遣わして、毎日バーバーの邸宅の向かいの木の下で呼ばれるのを待ちながら座っていたハリチャンド・コチャルを連れてくるよう命じた。バーバーはときおり彼を呼ぶことがあったが、そのたびに二度とバーバーを煩わせるなと言われるのが常だった。
コチャルが到着すると、バーバーは彼を褒めてこう言った。「ハリチャンド・コチャルをご覧なさい! 何と従順なのでしょう! 私が何を命じても、彼はすぐに実行するのです!」
バーバーはコチャルに歌を歌うよう頼み、彼はそのとおりにした。その意味するところは、バーバーは心であり、バーバーは身体であり、バーバー以外には何ものも存在しない、というものだった。その方の御心こそすべてであり、それを成就することこそが人生における唯一の徳である、というのだった。
バーバーはシンに尋ねた。「彼が何を歌ったか、お聞きになりましたか? コチャルは自分が歌ったとおりに振る舞います。だからこそ、彼は私にとって愛おしいのです。私がここに来るなと言えば、彼は来ません。彼は私の望むとおりに行動するのです。」
バーバーはコチャルに向かってこう指示した。「私の弁護士として、シンに何か助言をしてやってください。」
「私は誰かに助言できるような立場ではありません」とコチャルは言った。
「では、私が言うことをそのままシンに伝えてください」とバーバーは命じた。
そこでエルチがバーバーのアルファベット板を読み上げてコチャルに伝え、コチャルはその言葉をシンに繰り返し伝えていった。
「バーバーの友情はあなたにとって迫害となるでしょう!」——これがバーバーが最初に口述した言葉であった。
「いいえ、決して!」と少年は抗議した。
「メヘル・バーバーを愛そうという考えを捨てなさい!」——これが二番目に口述された言葉であった。
「私が最後の息を引き取るときにこそ、そうなるでしょう!」とシンは答えた。
そこでバーバーはコチャルに、次のことをシンに伝えるよう命じた。「ハリチャンド・コチャルはバーバーを愛しています。彼はバーバーが言うとおりにバーバーに従います。バーバーがムッソーリーにおられたときも、バーバーが禁じたために、彼はそこに行きませんでした。バーバーはどこにでもおられるのだから、遠くからでも彼を愛することができると、彼はわかっているのです。今日、バーバーは彼にここに来てはいけないと告げており、もちろん彼は来ないでしょう!」
