第21章: マノナッシュ
1950年· ババ 56歳ページ 2,954 / 5,444
エルチはハイデラバードのマッド・フォート地区で、この元王侯を探し始めた。その男はよく知られていたが、定まった住まいがないために容易には見つけられなかった。エルチはついに小さな店の主人に話しかけ、主人はこう言った。「あの人ならここにいますよ。ベランダで病気で横になっています。」エルチは彼のもとへ向かった。彼は誰かが譲ってくれたぼろぼろの寝床に横たわっていた。近くには空の木箱の上にマッチ箱が数個とビーディーが積まれていた——それが彼の世俗の財産のすべてだった。彼の妻は薬をもらいに無料の市立診療所へ行っていた。
エルチはすぐにそこを離れ、バーバー、ペンドゥ、バイドゥルを連れてきた。エルチはその男に優しく語りかけた。「私の兄があなたを助けに参りました。兄は愛の贈り物としてまとまった額をあなたに差し上げるおつもりです。お受け取りくださればありがたく存じます。」
その男は疑わしげに尋ねた。「どこからいらしたのですか。なぜ私を助けようとなさるのですか。どのようなお考えで?」
「そのようなことはお尋ねにならないでください」とエルチは言った。「この贈り物を神の慈悲としてお受け取りください。それが私たちのすべての願いです。」
長い説得の末、その男は同意した。バーバーはすべてを急いで済ませようとしたが、エルチは言った。「バーバー、奥様が戻られるまで待ちましょう。周りに人が大勢おりますので、誰かがお金を盗むかもしれません。」
バーバーは答えた。「そうですね。お金というものは、彼のような境遇の人々がぞんざいに扱うことのできないものです。」
バーバーはその男の足を洗うために近づいた。病に伏したその男は寝床から下りて立ち上がろうとした。そうしないようにと言われたが、彼は聞き入れようとしなかった。バーバーは彼の足を洗い、その上に額を当て、愛の贈り物として五百ルピーを与えた。
札束を目にしたその男は、あまりに感極まって気を失ってしまった。その男が倒れるのを見て、見守っていた人々はバーバーと一行に罵声を浴びせ始めた。彼らはバーバーと一行が居合わせたせいでその男が病状を悪化させて死んだのだと責め立てた。
