第19章: 新しい人生
1950年· ババ 56歳ページ 2,872 / 5,444
翌朝デサイが到着すると、バーバーは彼に「今日はトンガではなく自転車でクマールの家へ行き、伝言を届けてください」と指示なさった。
デサイは「自転車に乗るのは七年ぶりです」と言った。
バーバーは「今日からあと七年間は、再び自転車を使わないでください」と命じられた。
こうしてケキは自転車に乗り、クマールの家へと向かった。
前日の夕方、マンジリ・マフィでもひと悶着あった。クマールはスバドラにケキへ食事を渡すよう言いつけてから、井戸の作業員たちを見に行った。夕方七時に帰宅すると、妻がひどく落ち着かない様子だった。彼は何があったのかと尋ねた。怯えた彼女は涙ながらに、バーバーの食事を送るのに手違いがあったことを打ち明けた。
クマールはあまりに動揺して、妻の頬を打ってしまった。バーバーの夕食の時刻はすでに過ぎており、今から食事を送ってもバーバーは口にされないだろうと彼にはわかっていた。クマールはバーバーがお怒りになるのではないかと心配で、一晩中落ち着かなかった。
彼はどうにか眠りに就いたが、夢の中に「ミスター・ゴッド」が現れて「心配しないでください。私はあなたを赦しました」と言った。
クマールは驚いて目を覚ました。彼はその夢をあまり信じられず、一晩中寝返りを打ち続けた。しかし夜明け前、ケキ・デサイが自転車で彼の家へ駆けつけ、バーバーの伝言を届けた。「バーバーが私をあなたのもとへ遣わされ、心配しないでほしいとお望みです。あなたを赦したとおっしゃっています。」
この伝言を届けたあと、デサイはデラドゥンへと向けて発った。クマールは驚き、神の慈悲に感じ入った。バーバーはクマールの心を安らげるためだけに、わざわざデサイを五マイルも遣わされていたのである。
クマールが十一時にデラドゥンへ食事を運んでくると、バーバーは再び「心配なさらないでください。私はあなたを赦しました」と繰り返された。そして「教えてください。奥様が私の食事を届けなかったとき、あなたは動揺なさいましたか」と続けられた。
「はい、バーバー」とクマールは認めた。
「お腹立ちでしたか?」
「はい。」
「ひどくお怒りでしたか?」
「おそらく、そうでした。」
「奥様を打たれましたか?」
「一発か二発、平手で……。」
バーバーは食事を押しのけ、身振りで「それでは、私はこの食事をいただくわけにはまいりません」とお示しになった。
クマールがバーバーに召し上がってくださいと懇願すると、バーバーは「二度とスバドラを打たないと、私に約束してください!」とおっしゃった。
クマールは快く約束した。その日からクマールは自らの「ミスター・ゴッド」をバーバーと呼ぶようになり、のちの書簡でも常に「愛しき神」と呼びかけたのだった。
