両ガザルをここに全文掲載する。
サキに捧げる嘆きの歌
アブドゥル・ガニ・ムンシフ博士作
今宵、酒場の主もまた自ら臨み、その座を輝かせておられる。
今宵、許されるならば、私は胸の内を吐き出したいのだ。
この後、愛も、愛する者も、この聖なる夜も、ただ夢と化すばかり!
ああサキよ!最も根深い我執をも打ち砕くと約束されたあの酒は、いったいどこにあるのか?
ああ約束を破る御方よ!今宵の私の無礼を許したまえ!
私はいつまで偽善者を演じ、愚か者を装い続けねばならぬのか?
いつまで言い訳がましい態度を取り続けねばならぬのか?
そしてこの胸の灼熱こそが、今日のこの噴出の因なのだ!
私はそなたに見ていただくために、胸の底の澱を揺さぶり出さずにはいられない。
私の胸という楽器は救いがたく音が外れ、不協和音に満ちている。
この嘆きの調べが耳に甘く響かずとも、どうか許したまえ!
ああサキよ!一度だけでも、忠実なる者らの呻きを聞いてくれ!
そなたの酒場が永遠より存在していたことを、我らは知っている。
そこより発するあらゆる原子は、神聖な音楽で満たされている!
酒場の酒の酔わしめる芳香を、他者へと運びゆくのだ!
私はサキの到来という喜ばしき報せを広く告げ知らせ始め、
それによって、酒場の秘密をあらゆる人々に知らしめた!
この向こう見ずな者たちは、狂っているのでもなく、正気でもない。
実のところ、この愛に打たれた魂たちは、生きてもおらず、死んでもいない。
この点については、口を閉ざしておくほうが得策である!
ああサキよ!数知れぬ約束の数々を、そなたは覚えておられるか?
求めもせぬのに与えられた、これらの親切と恩寵の振舞いが、
我らの理性を打ち砕き、我らの抗いを打ち負かしたのだ!
そなたの到来は、我らに全く新しい世界を突きつけたのだ!
その誘いはあまりにも超俗的だったゆえに、我らは神にかけて誓い始めた!