第19章: 新しい人生
1949年· ババ 55歳ページ 2,770 / 5,444
両ガザルをここに全文掲載する。
サキに捧げる嘆きの歌
アブドゥル・ガニ・ムンシフ博士作
今宵、酒場の徒が一堂に会している。
今宵、酒場の主もまた自ら臨み、その座を輝かせておられる。
今宵、許されるならば、私は胸の内を吐き出したいのだ。
この後、愛も、愛する者も、この聖なる夜も、ただ夢と化すばかり!
ああサキよ!最も根深い我執をも打ち砕くと約束されたあの酒は、いったいどこにあるのか?
ああ約束を破る御方よ!今宵の私の無礼を許したまえ!
私はいつまで偽善者を演じ、愚か者を装い続けねばならぬのか?
いつまで言い訳がましい態度を取り続けねばならぬのか?
いつまで人々の嘲りに耳を傾けねばならぬのか?
ああサキよ!私は何も感じぬ石ではない!
光と知への私の渇望が、私を大胆にし、
そしてこの胸の灼熱こそが、今日のこの噴出の因なのだ!
私は世間で自由思想家として悪名高い。
私はそなたに見ていただくために、胸の底の澱を揺さぶり出さずにはいられない。
私の胸という楽器は救いがたく音が外れ、不協和音に満ちている。
この嘆きの調べが耳に甘く響かずとも、どうか許したまえ!
ああサキよ!一度だけでも、忠実なる者らの呻きを聞いてくれ!
それでもこの嘆きには、愛の色が染み込んでいる。
そなたの酒場が永遠より存在していたことを、我らは知っている。
そこより発するあらゆる原子は、神聖な音楽で満たされている!
そなたの望みを察し、私もまた大胆かつ豪胆となり、
酒場の酒の酔わしめる芳香を、他者へと運びゆくのだ!
私はサキの到来という喜ばしき報せを広く告げ知らせ始め、
それによって、酒場の秘密をあらゆる人々に知らしめた!
灯がともるや否や、蛾たちがそのまわりに群がった!
彼らの理性の目を、神は見えなくしたもうた。
この向こう見ずな者たちは、狂っているのでもなく、正気でもない。
彼らをめぐる衝撃的な話が世間に流布している。
実のところ、この愛に打たれた魂たちは、生きてもおらず、死んでもいない。
この点については、口を閉ざしておくほうが得策である!
ああサキよ!数知れぬ約束の数々を、そなたは覚えておられるか?
求めもせぬのに与えられた、これらの親切と恩寵の振舞いが、
我らの理性を打ち砕き、我らの抗いを打ち負かしたのだ!
我らは人生の入り口でまさに捕らえられた。
そなたの到来は、我らに全く新しい世界を突きつけたのだ!
その誘いはあまりにも超俗的だったゆえに、我らは神にかけて誓い始めた!
