第17章: 会合とダルシャン
1946年· ババ 52歳ページ 2,530 / 5,444
誰かが彼に近づくと、彼は両手を天に向かって挙げて「アッラー!」と叫び、相手も「アッラー!」という応答を返すことを期待し、さもなくば厳しい不快の色を露わにすることは明らかだった。そこから彼の名がついた。
バーバーはカーンプルでもまたマストたちと接触した。19日、デオバンドで、彼はハーフィズジとも呼ばれるカガズワーラと接触したが、彼方此方からさまざまな紙きれを拾い集める老マストであった。彼は焚き火のある部屋に住んでいたので、部屋はたいてい煙で満ちていた。
接触した中でもっとも重要なマストの一人は、1946年5月20日月曜日にチャチラウリにいた者だった。彼の名はマシタ・ババといった。彼は痩せてはいたが印象深い老人で、その粗末な住みかが町外れの崩れかけた、いささか不気味な草と泥の小屋であったにもかかわらず、身なりはきちんと整えていた。チャチラウリのマハラジャはマシタを敬っており、自らの車に乗せたりし、地元の人々もまた彼をトンガに乗せて遠出に連れ出していた。放浪のファキールたちもマシタを訪ねてきたが、それは彼がその一帯一円に名を知られていたからである。
バーバーは20日にニランジャンプルに到着して数日を過ごしたのち、ふたたび近隣の町や村々でマスト働きをするために発った。
クリシュナ・ナイルは1941年からバーバーのもとで夜警の務めを担ってきた。マンダリ全員に課せられていた恒久的な命令は、見張り中はわずかな物音も立ててはならないというものであった。この務めを果たすには、一、二時間ではなく時に一晩中、彫像のように身じろぎひとつしてはならなかった。ニランジャンプルに大量に発生していた蚊どもは、絶えずクリシュナを悩ませた。ある夜、蚊が彼の頬を刺したとき、クリシュナはほとんど物音も立てずに用心深く打ちつぶしてそれを殺した。しかしそれだけでもバーバーを煩わせるには十分で、バーバーは何の物音だったのかと尋ねた。クリシュナは、蚊が自分を刺したのでそれを殺したのだと答えた。
このことはバーバーの機嫌を損ね、彼はそれを口実にして30分のあいだクリシュナを厳しく叱責した。その後クリシュナはこう思った。「神聖な愛の化身だと自ら名乗る者が、こんなささいな過ちでこれほど怒るなどということがあろうか…… この方は神なのか、それとも悪魔なのか?」
一時間ののち、バーバーは尋ねた。「何を考えていますか?」
「何もありません、バーバー」とクリシュナは答えた。
「本当のことを言ってください!」
「あなたさまが神なのか悪魔なのか、と思案していました」と彼は打ち明けた。
バーバーはただ微笑むだけで、しばらくしてからクリシュナに告げた。「私は明日ハリドワールへ行きます。あなたも私と一緒に来てください!」
