第17章: 会合とダルシャン
1945年· ババ 51歳ページ 2,488 / 5,444
アディは答えた。「バーバー、あなたが彼に十回の平手打ちをするようお命じになったなら、私は十二回張るかもしれません!」
「その意気です!」とバーバーは身振りで示された。
「彼が何と言ったか聞きましたか、カイコバード?」
そしてカイコバードは沈鬱な顔で頷いた。後にバーバーは彼を脇に呼び、その件について優しく話し、彼を撫でられ、カイコバードは涙を流した。
アリ・シャーは6月16日に再びハイデラバードへ連れて来られた。バーバーはそのマストを9日間自分のそばに留め、25日に送り返した。この働きは沖縄での連合軍の勝利と時期的に一致しているように思われた。
バーバーは、この数年間に行ったマストたちとの集中的な働きが戦争の監督と関連していることを示されたが、それがバーバーの行っていた全てだと前提するのは愚かであろう。アヴァターの働きは本質的に宇宙的であり、その範囲は想像を絶する。一石二鳥の格言はアヴァターに当てはまるが、その効果は無限に拡張される。彼の行う一つの行為が創造世界の何百万もの他の存在に影響を及ぼすからである。バーバーの行動が戦争の展開と時期的に一致したことは疑いない。しかしそれに加えて、彼の断食、旅、マストたちとの働きには、見えず知られざる結果が伴っており、それらは主に人類の意識を高め、世界を神へと向けることに関わっていた。
数年前、メヘルジー・カルカリアはバーバーから、イランの事業を売却せず、これまで通り続けるようにと指示されていた。メヘルジーはバーバーの助言に従ってイランに戻り、その事業はかなり繁盛した。1945年、彼は再びインドを訪れ、バーバーは6月23日にハイデラバードへ彼を呼んだ。
バーバーは彼と諸事を話し合われ、こう述べられた。「さあイランへ戻って事業をたたみ、ボンベイへ移り住んでください。そうしなければ、ホマイ[彼の妻]は亡くなりますよ。」
それは十分な動機となり、メヘルジーはペルシアに戻り、バーバーが指示した通りに事業を売却し、11月2日にボンベイに到着した。しかしながら、メヘルジーがイランでの全てを完全に整理し終えるには長い時間がかかり、インドに定住した後も、なお仕事のためにイランへ戻らねばならなかった。彼は出発するたびに電報でバーバーに知らせ、そのたびにバーバーは戻るべき決まった日付を彼に与えた。
あるとき、メヘルジーはバンダル・アッバースからボンベイ行きの船を見つけられず、定められた日付にインドに到着するため、小さな漁船で出航した。航海中に嵐が起こり、船は左右に激しく揺れ始めた。
