第2章: メルワンの誕生
1920年· ババ 26歳ページ 231 / 5,444
バーバーは窓ガラスに頭をもたせ、じっと座っていた。その議論のあと、彼は一言も発せず、身動きもしなかった。彼は酔っているように見えた。
乗客の何人かは落ち着かなくなって動き回り始めたが、ベイリーとガニは彼らに注意を払わなかった。ネラルで長く待ったあと、彼らはバドラプル村とアンバルナート村の間の線路が豪雨で冠水し、わずか五十マイル先のボンベイへ列車が進むことはもはや不可能だと知った。突然、車掌が列車はプネーへ戻ると告げた!
これを聞くと、ガニは落ち着かない様子になった。列車が引き返すあいだ、彼の頭は考えでいっぱいになり、説明を求めるかのようにバーバーを見つめた。ガニはバーバーを狂っていると言ったが、今や心の状態が乱れていたのは彼自身だった。ベイリーもまた呆然としていた。二人とも一言も発しなかった。
バーバー自身が何気なく「ここはネラルですね?」と尋ねて、緊張を破った。
「はい」とベイリーは答えた。「ボンベイで休暇を過ごすという私たちの望みを打ち砕いた、まさにそのネラルです。」
「しかし、なぜですか? 何があったのですか?」とバーバーが尋ねた。
ベイリーが口を開いた。「理由はご存じでしょう! 列車はネラルより先へ進めないと前もっておっしゃったのに、今になってなぜか分からないとおっしゃるのですか?」
「正直に言えば、そのことについて私はそれ以上何も知りません」とバーバーは答え、本当に当惑しているように見えた。「私自身、なぜそのようなことを予言したのか不思議に思っています!」
バーバーの言葉にいらだったベイリーは、思わず言った。「信じられません! 預言者のように起こることを予告なさったのですから、確かな理由なしにそんなことができたはずはありません! なぜこれを予言したのか分からないなどと、私たちに言うことはできません!」
「もちろん、あなたの言うことは本当です」とバーバーは答えた。「しかし、私の言うこともまた本当です。どうして私がこれを予告できたのか、私の理解を超えています。考えてみると、語ったのは私ではなく、ほかの誰かだったと思います! 私をその媒介とした何らかの力が、私にそのように語らせたのです。」
このやり取りのあいだずっと黙っていたガニは、もはや我慢できずに口を挟んだ。「メルワン、君はいったいどんな人間なのか、本当に考えさせられる! もう二度と君とは議論したくない。だが頼むから、私の前では二度とこんな予言をしないでくれ。今は君と君の内にある力が恐ろしい。敬意を表して君の前で両手を合わせる。今や君がすべてを知っていることが分かった。君に頭を下げる!」
