第16章: 戦時中のマストへの旅
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別の機会に、バーバーは自分たちの家のそばを歩いている手品師を見かけ、面白半分に彼を中に呼び入れて手品を見せるよう頼んだ。手品師は男の子が欲しいと言い、メヘルワンが進み出た。手品師はとても小さな声で彼の耳元にささやいた。「いいかい、私が手を叩いたら話すのをやめ、もう一度叩いたら話すんだよ!」それから彼は皆に向かって告げた。「これよりこの子に魔法をかけ、舌を使えなくしてみせましょう。」
手品師は何か呪文を唱えながらメヘルワンの上で杖を振り、手を叩くと観客に言った。「さあ、何か尋ねたいことがあれば聞いてみてください。ただし、この子は答えることができません。」皆がメヘルワンに質問したが、彼は黙ったままだった。バーバーも彼に何か尋ねたが、それでも彼は答えなかった。
手品師が手を叩くと、メヘルワンは話し始めた。
出し物が終わってその男が立ち去ったあと、バーバーはメヘルワンに尋ねた。「どうして話せなかったのですか?」
メヘルワンは言った。「手品師が話してはいけないって言ったんです!」
皆はその告白に大笑いしたが、バーバーは譲らなかった。「いや、いや、彼があなたに催眠をかけて話せなくしたのですよ!」
メヘルワンは譲らずに言った。「いいえ、バーバー、本当に、彼が話さないように言ったんです!」
一九四二年五月二十六日火曜日の午前五時、バーバーと女性たちは貸切りバスでリシケシュへ向かい、そこで一か月間滞在した。男性マンダリも、デヘラ・ドゥンに残ったヴィシュヌとグスタジを除いてバーバーに同行した。
デヘラ・ドゥンには、ムンニーという掃除人の娘がいて、とてもとても貧しかった。
女性マンダリは彼女に自分たちの古い衣服を分けてあげたかったが、バーバーはそれを禁じてこう言った。「私が彼女に最も美しい衣を着せてあげますからね。」
当時、誰もバーバーの言葉の意味を理解することができなかった。しかしリシケシュへ発つ間際、彼はムンニーを一緒に連れて行きたいと願いを口にした。けれども母親は、いくら説得を重ねても承諾しなかった。そこでバーバーは出発し、その後まもなくムンニーは突然病に倒れた。そのことを知ったバーバーは、その少女にきちんとした治療が施されるようヴィシュヌに手紙を書いた。ヴィシュヌは彼女を病院に入院させ、そこで手厚い看護を受けさせた。しかし数日のうちに、ムンニーは亡くなった。そのときになってようやく、母親は娘をバーバーとともにリシケシュへ送らなかったことを悔いた。
