第16章: 戦時中のマストへの旅
1942年· ババ 48歳ページ 2,278 / 5,444
エルチはこう答えた。「パッパが、それはあなたのご命令だと言って、私に来るよう電報を打って来たからです!」
後にパッパがデラドゥンに戻ると、バーバーは彼に、なぜ自分の許可なく家族に電報を打ったのかを尋ねた。パッパはこう説明した。「チッタゴンには爆弾が降っております。1いつインドにも降り始めるか、誰にもわかりません。恐ろしくなりましたので、彼らに電報を送ったのです。」
「しかし、私に尋ねるべきでしたよ!」とバーバーは叱った。
「バーバーはそこにいらっしゃらず、危険な時に遅らせるのは良くありません。戦時は心配と苦難の時です。安全のためには、直ちに手を打たねばなりません。」
バーバーはからかった。「皆があなたをとても勇敢だと思っているのに、いまや、あなたまで恐れていらっしゃるのですね!」
「爆弾が雨のように降っているときに、どうして勇敢でいられましょうか?」とパッパは答えた。
デラドゥンへ向かう途中、彼らが乗っていた列車の手荷物車両が別の列車に連結されてしまい、家族の家財道具が紛失してしまった。彼らは荷物なしで間に合わせるほかなかった(もっとも、数か月後には結局すべて取り戻された)。衣服がほとんどなかったため、幼いメヘルワンはマニのブラウスを着ていた。パッパ・ジェサワラの言葉によれば――「衣服は失いましたが、命は助かりました!」
一方、メヘラバードでは強風と激しい砂嵐が吹き荒れ、そこの多くの建物のトタン屋根が吹き飛ばされていた。ペンドゥがその件についてバーバーに手紙を書き、バーバーはサヴァク・コトワルに口述させてグジャラート語で次のような返事を送った――
1942年4月20日
チャンダー・ロード4番地
デラドゥン
親愛なる兄弟ペンドゥへ、
バーバーのご指示により、お伝えいたします――旋風はメヘラバードにおいて長年にわたり絶え間ない特徴であり、これからも変わらず続くでしょう。メヘラバードはカルバラだからです。2万一マンダリ全員が舞い飛ぶトタン板の下敷きとなって滅びたとしても、彼らは神を実現するでしょう。そのときにはバーバーも皆を世話する煩わしさから解放され、皆さんも自らの束縛から解き放たれるでしょう。しかしバーバーは、それはご自分の運命にはないことだと付け加えていらっしゃいます!
メヘラバードでは、皆さんは棺を担ぐ者や葬儀屋のように暮らすべきです。デラドゥンのマンダリの誰かがいつ亡くなっても、その遺体はメヘラバードへ送られますので、皆さんは正式な儀式を執り行った後、それを埋葬するべきです。女性のマンダリと犬たちは丘の上に、男性たちは下メヘラバードに埋葬すべきです。彼らの墓を建てることは皆さんの仕事となるでしょう。したがって皆さんは、ボンベイの「沈黙の塔」へ遺体を運ぶパールシーの運び手たちのようでなければなりません。彼らはあれほど多くの遺体を処理しながら、自分たちは陽気に暮らし続けているのです。
脚注
- 1.チッタゴンは現在バングラデシュにある都市である。
- 2.[カルバラはイラクにある有名な古戦場(西暦681年)であり、預言者ムハンマドの孫フサイン(アリーの子)、ムハンマドの曾孫アリー・アクバルとアリー・アスガル(フサインの子ら)、その他のシーア派が殺害された地であり、フサインが葬られている場所である。
