第15章: 隠遁
1941年· ババ 47歳ページ 2,242 / 5,444
ある日、クリシュナは女性たちのバンガローの近くで一匹のコブラを見た。彼は石を投げて命中させたが、それを殺すには至らなかった。傷ついた蛇は決して逃がしてはならない、自分を傷つけた者を噛みに戻ってくるからだ ── と、かつて誰かが彼に言ったことがあった。その夜、クリシュナがバーバーのそばで見張りをしていると、バーバーはなぜそれほど心配そうな顔をしているのかと尋ねた。
クリシュナが傷ついた蛇のことを話すと、バーバーは尋ねた。「コブラでしたか?」クリシュナがそうだと答えると、バーバーは言った。「ええ、それは殺さなければなりません。戻って来てあなたを噛むでしょう。怖いですか?」
クリシュナは怖くないと答えた。
午前5時、夜の見張りが終わった時、バーバーはクリシュナに休みに行くようにと告げた。
彼が立ち去る前に、バーバーは繰り返し念を押した。「蚊帳をきちんと寝具の内側に挟み込んでください。そうしないと蟻が中に入って来るかもしれません。」
クリシュナの簡易寝台は外のマンゴーの木の下にあった。横になってまもなく、クリシュナは木の葉のかすれる音を耳にし、同じコブラが自分のほうへ近づいてくるのを見た。彼はニルとヴィシュヌに自分の棒を持って来てくれと叫んだ。寝床のまわりの蚊帳がぴったりと張られていたため、コブラは中に入り込むことができなかった。クリシュナはその棒でそれを殺した。バーバーの忠告が彼の命を救ったのだった。
バーバーと共に過ごした年月の間に、自分は47匹の蛇を殺したとクリシュナは語った。
メヘラバードへ戻る旅のために、バーバーはサロシュをダルワルへ呼び寄せ、ブルー・バスをアフマドナガルまで運転するようにと命じた。一行は1941年11月27日木曜日に出発し、サタラのダーク・バンガローで一夜を過ごした。そこで、バーバーはチャンジ、ニル、ヴィシュヌの前でサロシュに次のように綴り板で告げた。
これがブルー・バスの最後の旅です。このバスの最後の旅で、私とマンダリを乗せて運転することができるあなたは、まことに幸運な方です。このバスを造らせたのはあなたであり、今、その最後の旅にこれを連れて行くのもあなたなのです。
このブルー・バスはクリシュナの戦車のようなものであり、私の顕現の後、人々はこれを崇めることでしょう!このバスは私たちの親しい者たちの間で抽選で売り渡すべきであり、当選した者は、これを賃貸で運行したり売却したりすることによって商業的な益をいっさい得ないという条件のもとに、保管しなければなりません。
このバスは大いなる意味を持っており、これを保つことは欠かせません。私はこのバスを通じて多くの作業を行ってきました。そしてその最後の運行で神自身を運転することは、サロシュにとっての大いなる幸運なのです!
その夜サタラで、抽選について選ばれた100名のバーバー愛好者に送るための回状の草案が用意された。
バーバーと一行は翌28日午前11時30分にメヘラバードへ戻った。ブルー・バスについての回状は最終的に取りまとめられ、関係者に郵送された。
