第15章: 隠遁
1941年· ババ 47歳ページ 2,225 / 5,444
怒りに駆られたマーヤー[幻影]は、別の形で妨害を引き起こした。すなわち、昼夜を分かたず激しい旋風が吹き荒れ、塵が四方に舞い上がったのである!」
マンダリは8月にこれほどの風を目にしたことが、それまで一度もなかった。メヘラバードの丘の四隅にある小さな小屋に見張りの者が腰を据えていることは、不可能となった。マスト・アシュラムのトタン屋根がガタガタと鳴り、神経を逆なでする騒音を立てて、バーバーをひどく悩ませた。
彼は「マーヤー[幻影]が私に対抗して働いています。」と確認する伝言を送った。
この期間、バーバーはマンダリの誰とも会わなかった。ヴィシュヌは毎朝十五分間バーバーのもとへ赴き、バーバーはアルファベット・ボードを用いて、檻の窓のような開口部越しに彼へ指示を与えた。ヴィシュヌに見えるのは、ボード上を素早く動くバーバーの指だけで、体のほかの部分は何も見えなかった。しかも姿が見えない状態であってもなお、バーバーは顔を布で覆い、その容貌を完全に隠した。クリシュナがバーバーの部屋を掃除しに来ることがあったが、彼が来るとバーバーは隣接する別の部屋へ移った。
バーバーはその当時、一日一回、少量の米とダール[豆料理]だけを口にする断食を行っていた。数日のうちに、断食と作業、それに昼夜にわたる風の唸りと屋根のガタガタという騒音が、彼の健康にかなりの影響を及ぼした。ヴィシュヌが朝、指示を受けるためにバーバーのもとへ行くと、バーバーはボードで命令を伝える間、たいそう衰弱していたために、数分ごとに座って休まねば続けられぬほどであった。
バーバーはこのようにして一週間檻部屋に留まり、その後1941年8月7日木曜日に「ドーム」(墓所)へ移り、そこで五日間とどまって彼の宇宙的作業を行った。バーバーがマスト・アシュラムを離れて墓所へ歩いて向かう際、彼は顔を完全に布で覆い、皆にその区域から立ち退くよう指示して、隠遁を保ち続けた。
悪天候は続いた。墓所でも妨げられたため、バーバーは五日後の8月12日に、丘の近くのトタン小屋へ移った。しかし、ここでも彼は妨害を受けた。しかも、チャッティ・ババがその日のうちに自分の荷物を小屋に運び込み、そこを占拠してしまったため、なおさらだった!この異例の振る舞いのために、バーバーはその夜、別の部屋へ退かざるをえなくなり、そのことを不便に感じた。
隠遁に入る前、バーバーは10月中頃までに隠遁の場所をメヘラバードから別の地へ移すこと、そしてそのために十五日間隠遁を緩めるであろうことを示していた。
