第15章: 隠遁
1941年· ババ 47歳ページ 2,215 / 5,444
それは何とも言いようのない感覚だった……私は決して、ただの人の前にいるのではないと分かった。
バーバーはアルファベット盤でこう綴った。「お会いできて嬉しく思います。あなたと私の霊的な縁は、幾世にもわたって続いています。やがてあなたはお分かりになるだけでなく、確信に至るでしょう。私に何かをお話しになる必要はありません。私はあなたをよく存じております。
「私はあなたに、ノリナ、エリザベス、ナディーンと共にアメリカへ行っていただきたいのです。霊的な事柄についてはノリナの助言に従ってください。それ以外のことについては、ご自身の判断を用いてくださってかまいません。」
わずか5分間の短い面談ののち、アイリーン・コニビアはデーラドゥンへ戻り、バーバーの指示どおり出発の準備を整えた。
彼女が去った後、バーバーはこう語った。「彼女はアメリカで私のために素晴らしい仕事をしてくれます。」
アジメールに着くなり、バーバーはマストの仕事に倍する精力で没頭した。彼は毎日カカを遣わしてマストたちを探させた。しかし1941年5月22日、カカは出発する三人の西洋人女性のための手配を行うチャンジに、いくつかの指示を伝えるためボンベイへ送り返された。カカが去った後、バーバーは毎日バイドゥルと共にマスト探しに出かけた。
チャティ・ババの沐浴のためにバケツの水を次々とバーバーのもとへ運ばねばならなかったクリシュナは、いつもバーバーが望むほど早く来られたわけではなかった。早朝まで夜警を務めねばならなかったため、ときどき寝過ごしてしまったのだ。アジメールであるとき、彼がまた数分遅れてしまった際、バーバーは苛立って彼に家へ帰るよう指示した。クリシュナはバーバーの叱責にうんざりしており、それに応じた。去る前に、彼はチャティ・ババのところへ行った。チャティ・ババは、自分とバーバーの間で何があったかをそのマストに告げてもいないのに、再び彼にこう尋ねた。「どこへ行きたいんだ?お前がどこへ行こうと、あの方はそこにいらっしゃるのだぞ!」クリシュナは留まった。
1941年5月中旬、バーバーはバンガロールにいたアディ・シニアに指示を送り、バーバーとマハラジが会う可能性についてのメッセージを、サコリのウパスニ・マハラジに伝えるよう命じた。アディがその完全なる導師に会うのは久しぶりのことで、彼を見たアディは涙を流した。マハラジは彼にこう告げた。「師と共にする苦しみは霊的な実を結びますが、世間における苦しみはただの苦しみであり、得るに値する実は何ももたらしません。」
マハラジはまたこうも述べた。「今、私は籾殻のようなものです。空っぽで、生気もありません。私のすべての霊性[霊的力]はバーバーにお渡ししてしまいました。」
指示通り、ノリナ、エリザベス、ナディーンは1941年5月27日火曜日にアジメールを発ち、アメリカに拠点を設立するための土地を探すという師の仕事に従事した。1
脚注
- 1.彼女たちが出発したもう一つの理由は、当時、(ノリナやナディーンのような)帰化米国市民権者には居住要件があり、5年以上国外にいるとその市民権が剥奪され得たためである。
