第15章: 隠遁
1941年· ババ 47歳ページ 2,205 / 5,444
苛立ちのまま、クリシュナはぶっきらぼうに答えた、「どこか行くんだ! お前に何の関係がある?」
するとマストは宣言した、「世界のどこへなりと好きなところへ行くがよい。どこへ行こうとも、あの方はそこにおられる。あの方のおられぬ場所はないのだ。」
クリシュナはドアを開けた。バーバーは外に立っていた。クリシュナはバーバーに、彼のもとを去ると告げた。
バーバーは答えた、「結構です。ですが、その前にひとつしておきなさい。チャッティ・ババに朝食を与えてあげなさい。彼が食べ終えたら、それからお行きなさい。」
クリシュナは同意した。しかしマストが食べ終える頃には、クリシュナの怒りはすっかり鎮まっていた。
バーバーは言った、「さあ、お行きなさい。」
「ここに留まりたいのです」とクリシュナは言った。
チャッティ・ババの言葉を繰り返すように、バーバーは言った、「どこへなりと行きなさい、しかし私は常にあなたと共にいます。私はあなたの内におり、また全世界にもおります。たとえ私のもとを離れたとしても、次の生でまた来て、私と共にいることになります。留まりたいのであれば、留まりなさい。ただし、自我のためでなく、私のために留まりなさい!」
こうしてバーバーは彼を許した。
ある日、バーバーは用事のためにエリザベスをクエッタの鉄道駅へ遣わした。プラットホームで彼女は、自分の後をついて来始めた大きな黒いスパニエル犬を見つけた。行き場のない動物にいつも心惹かれるエリザベスは、どうしたものかと迷った。尋ねてみると、その犬の飼い主が犬を捨てて立ち去ってしまったことが分かった。
バーバーがまさにこの犬のために自分を駅へ遣わしたのだという思いが浮かび、彼女はその犬を連れて戻った。バーバーはその犬を得たことを喜び、ファウンディ(Foundy)と名づけ、数日間自ら餌を与えた。
ある時クエッタで、キティが中庭の井戸から水を汲んでいると、バーバーが彼女のそばを通り過ぎ、その際に彼女の背中を叩いた。彼女はそれを気に留めず、桶を引き上げるために綱を引き続けた。
後にバーバーは彼女を呼び寄せて尋ねた、「私が井戸のそばを通り過ぎる時にあなたを叩いたとき、心が傷ついたと感じましたか?」
「いいえ、バーバー」と彼女は言った。「何とも思いませんでした。」
バーバーは説明した、「他の境地での働きが思うように進まない時があり、そうした折に、私は誰かを叩くことによってその重荷の一部を移すことがあります。私が折に触れて気分を誰かに投げ入れるならば、その者は極めて幸運なのです。」
ルストムとフレイニーの末息子ジャングーは、生まれて間もない頃からほぼずっとバーバーのもとに身を寄せていた。コルシェッドがその幼子の世話を任されており、その務めゆえに、一行がどこかで足を止めるたびに、彼女は決まって自分と子供のためにより広い場所を要求するのだった。
