第15章: 隠遁
1940年· ババ 46歳ページ 2,169 / 5,444
例えば、ラノには煙草を吸いたいという渇望があります。彼女はキティが煙草を吸うのを見ます。彼女もまた煙草が吸いたくなり、一本吸うためにキティと接触しようとします。しかし、精妙の身体が粗大の身体と接触するのは、ほとんど不可能です。キティは精妙の身体の存在を感じて怖がります。しかし、可哀想なラノはただ一服したいだけなのです。
ある場合には、彼女[幽霊となったラノ]は非常に切羽詰まり、キティがほんの少しでも居眠りするまで待ち、それからキティの粗大の身体を通して煙草を吸うのです。精妙のものは、いかなる粗大の身体や物にも入ることができます。それがあなた方に入っても、あなた方はそれを知ることもなく、全く影響も受けません。しかし、それがあなた方の身体に入れるのは、意識のない時、眠っている時だけです。
ノリナが意識を失っている時、どれほど多くの霊が彼女を通してお茶を飲んできたことでしょうか?しかし、その霊は留まる力を持たず、あなた方の中に住むことも、あなた方を支配することもなく、ただ風のように去っていきます。そして、そうしたことは時折起こるだけです。そのことを考えてはいけません。さもなければ、気が狂ってしまいますよ!それは何の重要性もなく、あまりに些細で、あまりに取るに足らないことです!
時折、あなた方は何の理由もなく怒りを感じます。これは、ある霊があなた方を通して怒りのサンスカーラ[業相]を消費したがっているのかもしれません。しかし、これも実に取るに足らず、考えるに値しません。私たちの身体は微生物で満ちていますが、私たちはそのことを考えません。もし考えて、それを心の中に思い描こうとしたら、気が狂ってしまうでしょう。導師たちはこうした霊たちに非常に悩まされています——あなた方には想像もつきません。彼らは解脱のために私に触れたがり、実際にそうします。
常に一つの考えを胸に留めなさい——神だけが実在であるということを。神とは誰でしょうか?存在において一なるもの、それです。存在するすべてのものは、その一なるものです。あなた方が「あれは存在する」と言うなら、その一なるものが神なのです。他のすべては自動的に無となります。そして、もし無が存在するなら、その無もまた、その唯一の神なのです。
これを把握できますか?これらすべては無です。あなた方が心に持つべき唯一の考えは、何も存在しない——無が存在する、ということです。この無もまた、神なのです。一なる神が存在します。他に存在するものはありません。他に何も存在しないと言う時、その「無」もまた存在するという意味になります!
無とは何でしょうか?それもまた、同じ唯一の神なのです!神を「一」と呼ぶことは、実は正しくありません。神は二であることはできないのです。神は一ではありません——すべてが神であり——すべてのものが神なのです!無も神なのです!
