第15章: 隠遁
1940年· ババ 46歳ページ 2,143 / 5,444
イディとジンギと呼ばれる二羽の雌孔雀が動物舎に新たに加えられた。ノリナは右足の靭帯を痛め、しばらくの間二階で床に伏していた。先述のとおり、猿のラッキーは彼女が世話を任されていた。彼は蚊帳の下にいた。バーバーは彼を見にやって来ては抱き上げて撫で、猿はそのお返しにバーバーの首に口づけした。
ラッキーは女性たちにとって少しも幸運などではなかった。彼はひどい悪戯者であることが判明した。彼はノリナの蚊帳の下にある檻から抜け出してはあちこちに物を投げ散らかし、バーバーが静寂を望んでいるときに騒ぎを起こすなど、要するに途方もない厄介者であった。マンサリは毎月『メヘル・バーバー・ジャーナル(Meher Baba Journal)』の内容をグジャラート語へ翻訳するよう命じられていたが、ラッキーは彼女のインク瓶や紙やペンを引ったくって持ち逃げし、大混乱を引き起こした。これにマンサリは苛立ったが、彼女は沈黙の行をしていたため、本心では叫びたくとも「捕まえて!」と声を上げることはできなかった。
ラッキーの世話はエリザベスとノリナの担当のはずだったので、皆が彼のことで二人に不満をぶつけた。九月五日木曜日、バーバーが来たとき、マンサリはあまりに苛立っていて、ラッキーのことを彼に訴えた。バーバーはこう答えた。
マンサリはたちまち腹を立てて興奮し、自分の怒りを抑えることができません。それほど強くないからです。そしてあなた方も皆、彼女を助けることができません。あなた方もまた弱いからです。私はあなた方が互いに助け合うことを望みます。一匹の猿のために私の命令を破ってほしくありません。私がより従順であるよう求めれば求めるほど、あなた方は皆ますます従わなくなります。あなた方が従わず助けないのは、何の力もないからです!あなた方が自分自身を厳しく見張らないかぎり、私の命令に従うことはできません。それは不可能です!ですから努力してください!
あるとき誰かがハーフィズに霊性とは何を意味するのかと尋ね、彼は一篇の頌歌でこう答えました。「己の低い自我に逆らわぬかぎり、より高い〈自己〉と一つになることはできない。」
では低い自我とは何でしょうか。あなた方に自分を小さいと思わせるもの、満ち足りていない、幸せでないと感じさせるもの、そして他の人々があなた方を小さく見るようにさせるものです。
ですから低い自我に逆らうということの意味は、これをまったく反対の方向へ変容させることなのです。自分を大きく見せ、他の人々にもあなた方を大きく見せるものとなりなさい。喜びと満ち足りを保ち、幸せで満ち足りていてください。あなた方が不快であったり、不幸せであったり、動揺し気分が落ち込んでいるとき、それはあなた方の低い自我が自己を主張しているのです。
人々はいつも自分の不満や苦しみの責任を他人に押しつけます。
