第11章: ポルトフィーノ
1933年· ババ 39歳ページ 1,552 / 5,444
その日の朝、午前10時に、インドールのマハラニ(王妃)が秘書とともに、約15分間バーバーに会いに来ていた。バーバーはそのときサドラを身に着け、長い髪を下ろしていた。
バーバーは王妃に告げた。「これが私の普段の装いです。私を知るようになる方々の前で身につける衣でございます。私を外国人と見なす方々に対しては、私は外国人となります。私はあなたに外国人として会いたくはなかったのですから、本日お越しくださったのは喜ばしいことです。今、同郷人のように見えませんか?」
マハラニは笑い、バーバーは談話を口述しながら続けた。
すべては心(マインド)に依ります。心は幸福と惨めさを糧にしています。世界は実のところ夢にすぎません。幸福と悲しみは心の戯れであり、どちらにも実体はありません。実は、心は神を見ようと努めるために存在するのですが、これを脇に置き、世界に捉われてしまうのです。「これが欲しい!あれが欲しい!」と心は叫びます。心は人をマーヤー(幻影)に絡め取り、それによって欲望を増大させます。一つの欲望が満たされるや否や、別の欲望が満たされるのを待ち構えています。こうして次から次へと欲望は際限なく増え、誰にも自由をもたらすことはありません。
ですから心を統御する人は、全宇宙を所有しているのです。その人にとって、幸福も苦しみも健康も富も、その他何ものも必要ありません。その人はそれらすべてを超越しています。
マハラニはバーバーの談話に満足して帰った。その後まもなく、ウダイ・シャンカルが舞踊プログラムについて話すために到着した。
バーバーは彼に向かって告げた。「いつの日か、おそらくシカゴで、私はあなたにダルシャンを与えるでしょう。」
船は5日午前9時30分にイタリアのブリンディジに停泊し、二時間後に港を発った。その日の午後4時30分、ムンシ氏が10分間訪れた。その後、5時にアクバルとレディ・ハイデリがバーバーに会い、バーバーは再び彼らを慰め、息子のことを心配しないよう促した。
バーバーとマンダリは1933年10月6日金曜日の朝9時にヴェネツィアに到着した。エニド・コーフ、キティ、ミンタが、以前ロンドンでバーバーに会ったことのあるビル・プレシーというイギリス人とともに、彼らを出迎えに来た。バーバーは桟橋からホテル・インターナショナルへ向かい、一行はそこに滞在した。昼食の後、彼らはサン・マルコ広場へ散歩に出かけた。
翌朝早く、バーバーは皆を伴って再びサン・マルコ広場へ戻り、静かにその周りを巡った。それから午前10時に駅へ向かった。
列車に乗り込もうとしたまさにそのとき、荷物の半分はすでに積み込まれていたのだが、バーバーはキティの方を向いて尋ねた。「私たちのパスポートをお持ちですか?」
