第11章: ポルトフィーノ
1932年· ババ 38歳ページ 1,474 / 5,444
チャンジが口を挟んだ。「インドを発たれる前のある記者会見で、バーバーが特にあなた様について何ら言及しないようにと頼まれたのを覚えています。それでも、出版用ではない私的な情報という形で、あなた様が政治的な仕事を終えた後にバーバーへ随行してアメリカへいらっしゃると約束された、という印象を与えてしまいました。」
ラムジューが付け加えた。「そしてそれが『ガンジージーの霊的グル』などといった煽情的な大見出しに歪曲されました。バーバーの海外旅行に関するこの新聞切り抜き帳をご覧になればお分かりいただけます。」
新聞記事を見ながら、ガンジーが言った。「これらはほとんどが英国の新聞のようですね。」
チャンジが頷いた。「はい、アメリカの新聞の切り抜きはここには含まれておりませんが、あの国でも大きな反響を呼びました。」
ラムジューが言った。「物質主義が極まっていると言えるハリウッドにおいてさえ、メアリー・ピックフォード、ダグラス・フェアバンクス、タルラ・バンクヘッドといった映画スターたちがバーバーに大いに惹きつけられたほどです。『リバティ』誌のこの記事は非常に出来がよく、公平に書かれています。それでも、その執筆者〔フレデリック・コリンズ〕は、あなた様に関する箇所をここで台無しにしてしまっています。お読みいただきたいので、タイプ打ちの写しをお送りいたします。」
ガンジーが言った。「ええ、読んでみましょう。しかし、わざわざ写しなどお作りになるには及びません。これを私に預けてください。読み終えたらお返しします。」
ラムジューが付け加えた。「新聞での歪曲に関しては、それがバーバーのお耳に入るやいなや、ダダチャンジ〔チャンジ〕に訂正させるよう指示が下されました。私もロンドンから、あなた様にお知らせするようにとの電報を受け取り、それに従って書状をお送りしました。」
ガンジーが答えた。「あなたのお手紙は受け取っていません。私から何か返事を受け取りましたか?」
「いいえ」とラムジューは言った。「受け取りませんでしたが、もとより返信は期待しておりませんでした。ただその情報をお伝えするために書いたに過ぎません。」
「しかしその手紙は私の手に届きませんでした」とガンジーは言った。「この種の歪曲は二通りの仕方でなされます。ある者はそれがすべて偽りだと知りながらも書きます。また別の者は、自分こそ真実を握っていると本当に信じて、知らずにそうします。英国人は私の没落を見たがっており、それを実現させたがっていますが、人をこのような形で倒すことはできません。私が自らを『下げる』としても、それは私の目的を果たすためですし、同様に、自らを高めようとする時も、自分の目的を果たし何らかの目標を成就するためなのです。」
