第10章: 歌い始めた西洋
1932年· ババ 38歳ページ 1,408 / 5,444
より高い理解の状態は永遠の光明であり、その光明を得た者はそれを通してあらゆる事物をあるがままに体験し、見ます。この状態において、人はすべての人と物事との調和を感じ、人生のあらゆる局面において神性を悟り、他者に幸福を与えることができます。ここでは人はあらゆる義務と物質的な事柄に従事しながらも、心においては世間から超然としていると感じます。これこそが真の放棄であります。
理解の最後にして最高の状態は、無限の至福と知識と力の限りなき大海への魂の融合であります。みずからこの自由を得た者は、自身と同じく完全な者を幾千とも生み出すことができます。私はその目的のためにアメリカが有する莫大なエネルギーを活用して、近き将来に偉大な霊的復興をもたらすつもりであります。私が思い描くようなこの霊的な噴出は、通常、周期の始まりか終わりに起こり、キリスト意識の境地に達した完全な者のみが、そのような普遍的な呼びかけを成し得ます。
私の仕事はあらゆるものを抱擁し、人生のあらゆる局面に浸透していきます。完全さが一方を受け入れて他方を退けるのであれば、それは理想にはるかに及ばぬものとなりましょう。私が全世界に与える総体的な霊的推進力は、政治、経済、性といった諸問題を、それらが本来の主題と直接結びついていなくとも、自動的に整えていきます。今は解決の見込みがないように見える物事に対しても、新たな価値と意義が付与されることになります。
私が霊的な大変革をもたらすとき、諸民族や諸国にもたらされる益は、それぞれが有するエネルギーの量によって大きく定まります。エネルギーが大きいほど――どれほど誤って用いられ、誤った方向へと向けられていようとも――応答もまた大きいのです。
導師はただその流れを正しい水路へと向け変えるにすぎません。現実主義的な西洋と理想主義的な東洋を一つに結び、調和させることは、私の最大の奇跡の一つとなりましょう。そして物質的・知的な達成の頂点にある西洋と、アバターの姿として霊的顕現の頂点にある東洋とが、互いを辱めたり見下したりすることなく出会うのです。
重ねて申し上げます――物質主義と霊性は手を携えて進まねばなりません。頭脳と胸の均衡は保たれねばなりません。識別のための頭脳、感受のための胸――それによって、芸術、科学、自然、そして人生のあらゆる局面において無限の意識を実現することが可能となります。
