第10章: 歌い始めた西洋
1932年· ババ 38歳ページ 1,373 / 5,444
「慣れていますから」とチャンジは答えた。
ダグラスはチャンジの傍に行って立ち、再びアルファベット盤を読もうとしたが、また失敗した。
バーバーはダグラスが読めるよう、辛抱強く盤の上で指を動かしておられたが、数分が過ぎたため、今や彼にお示しになった。「もう盤を読むことに時間を費やさず、本題に入ってください。残された時間はわずかしかありません。」
ダグラスは尋ねた。「あなたのカーストは何ですか?」
「私はイラニです。」
「どこでお生まれになりましたか?」
「プーナです。」
「それはつまりインドということですね。どうしてイラニ人なのですか?」
「私の両親はペルシア人です。」
「あなたはゾロアスター教徒ですか?」
「私はゾロアスター教徒の両親のもとに生まれました。」
「今日、最高とされる宗教はどれですか?」
「私はすべての宗教を等しいものと考えます。それらはみな唯一の神を実現する異なる道だからです!」
「キリスト教についてはどうお考えですか?」
「キリストは神を実現された偉大な魂でした。ですから、そのような神聖なる存在から生まれた宗教は偉大であるに違いありません。」
「あなたはどの宗教を信じておられますか?」
「私はカーストや宗教を超越しています。すべての宗教は私のものですが、私はいかなるカースト、共同体、宗教とも特別な関係を持ちません。私は神と一つであり、神はすべての人、すべてのものの中にいます。」
「あなたはマハトマですか?」
「マハトマとはどういう意味ですか?マハトマと呼ばれる人について教えてください。魂を、真理を知る者がマハトマと呼ばれるのです。私は真理を知っています。私には真理の体験があります。あなたが何年もロンドンに住むことでロンドンの町を知り体験しているのと同じく、ロンドンを見たことがないがそれを知りたいと思う人は、媒体を通して間接的に知らねばなりません。しかしあなたはロンドンに住み、それを体験して、よく知っています。そのため、外部の手段や媒体に頼る必要はありません。お分かりになりますか?」
「分かりました。ガンディーをご存じですか?」
「はい、私たちはラージプターナ号船上で会いました。」
「政治に関心がおありですか?」
「私は倫理や科学にも関わらず、したがって政治にも関わりません。自己認識の中にすべてが含まれているからです。自己認識を得た者はすべてを得たのです。」
「ガンディーについてはどうお考えですか?」
「彼は善き魂であり、ギーターの深い学徒で、自己認識を求める志願者です。」
「あなたは神聖なる存在ですか?」
「私は仏陀、キリスト、クリシュナが神に融合し神と一つになっておられたのと同じ仕方で、神に融合しています。同じように、私は神の中に生きています。彼らが神を知っておられたように、私も彼を知っています!あなたご自身も、他の人々も、同じ仕方で神を知り、彼と一つになることができます!」
