第10章: 歌い始めた西洋
1932年· ババ 38歳ページ 1,360 / 5,444
そして一度回復してしまえば、それは退けられることはありません。
あなた方は備えがある故に、いつの日かそれを得ることになるでしょう。恐れたり心配したりしないでください。覚えておいてください。あなた方が私を好意的に思おうと、好ましくなく思おうと、私にとっては同じことです。いずれにせよ、あなた方は私のことを思っています。それこそが私の望むすべてです。私はすべての中に自分自身を見ているのですから、どうして好意的に思う者を愛し、好ましくなく思う者を憎むことができましょうか?私の目にはすべてが等しいのです。ですから心配なさらないでください。好意的であろうとそうでなかろうと、ただ私のことを思っていてください。
「しかしバーバー、私たちがどれほど努めても、ほかの好ましくない思いが入り込んでまいります。」
構いません。それらは来ては去るに任せてください。少なくともこれだけは行ってください——就寝前の五分間、ただ私のことを思おうと努めるのです。私の顔の姿を目の前に思い描いてください。そうすれば、私は霊的にあなた方を助けます。
1932年2月29日月曜日、バーバーはバロダへ向けてボンベイを発った。そこから3月1日にナヴサリへと向かった。それは不意の訪問であった。デサイ家にはバーバーが来るとの電報が30分前にしか届いておらず、皆が急いで必要な準備を進めていた——家を掃除し、料理を作り、寝具を整えていた。混乱した光景であった。
ソラブジ・デサイはバーバーの汽車が到着すると同時に駅へ駆けつけて出迎えた。一行をソラブジの住居まで運ぶためにトンガ[馬車]4台が雇われた。彼らが到着すると、バーバーは家族全員から敬虔な愛をもって迎えられた。家族は皆、バーバーに帰依していた。マンサリとカイコバード・ダストゥールもその場に居合わせた。
ソラブジは歓喜にあふれ、バーバーの足元にひれ伏して胸の内を吐露した。「私の生涯と家族の生涯は今日、成就を得ました。この家のあらゆる粒子、庭のあらゆる若木が喜びに躍動しております。運命の風向きの変化が、私たちに新しい命をもたらしました。導師よ、この世にはあなた様の恩寵以外には何もございません!あなた様の御足の支えによって、私たちはすべてを得ました。主よ、私たちを常にあなた様の御足元にお置きください!私たちが最期の息をする時、唇にあなた様の聖なる御名があらんことを。これが私の唯一の祈りでございます。」バーバーはソラブジを腕に抱き、老人の目からは涙があふれた。家族全員がその光景に心を打たれ、各々が自身のハートの奥深くを見つめながら、目に涙を浮かべていた。
落ち着いて間もなく、バーバーはカカに自分の手の爪を切るよう頼んだ。
