第9章: 激動の旅
1930年· ババ 36歳ページ 1,148 / 5,444
隠遁にふさわしい場所が見つからず、バーバーは一行を率いて引き返した。
戻ってきたバーバーは沐浴をした。彼はくつろいだ気分でいた。ところがグスタジが髪を梳いている最中に、バーバーの面持ちが突然厳しくなった。表面上の理由は、内気なガネーシュラオの妻が、バーバーから髪を梳く手伝いを頼まれた際に気おくれしてしまったことだった。
彼女が断ったことに苛立ち、バーバーはこう述べた。「人々が私を恐れ、はばかるような場所に留まって、何の意味がありましょうか?全員、昼食のあとすぐに発つ準備をしてください!」
マンダリは慌てた。彼らの衣類はすべて洗濯され、干されているところだったからである。バーバーはチャガンに、衣類はあとで取りに来るよう指示した。
マンダリが急いで出発の準備をしているあいだ、クリシュナラオはバーバーに兄嫁を許してくださるよう懇願した。
バーバーは彼を慰めて言った。「あなたの過ちでも、ほかの誰の過ちでもありません。私はあなたにたいへん満足しています。ご心配なさいますな。私は遠路はるばるやって来て、あなたのために一晩ここに留まったのです。」
バーバーは続けた。「事はそれだけではありません。ほかにも理由があるのです。ただ私の言うとおりにしてください。あなたは私と友情を結んだのですから、私の意向を受け入れることで真実な、忠実な友人となってください。」
バーバーは3月7日金曜日の午後、ホリカンを発ってマンガロールへ向かった。そこに到着したのち、ビジャプルのミヌー・ポホワラに電報が打たれ、バーバーが彼の招待を受け入れたこと、そして一行が向かう途中であることが伝えられた。一行はマンガロールで一夜を過ごし、翌日には町を車で巡り、海岸沿いを歩き、港まで足をのばした。鉄道駅で新聞を買ってから、彼らは出発した。それは、マンダリが決して忘れることのない波乱に富んだ一日の幕開けであった。
午前十時三十分、一行はカルカルの町で茶のために停車した。そこでバーバーは、1925年にメヘラバードで奉仕した、いまは亡きアフマドナガルの医師カルカル博士をなつかしげに思い出した。
「カルカル博士はじつに善良な魂でした」とバーバーは追想した。
バスに戻ったとき、ブアサヘブはシュロフの席である前部の座席に座りたがった。チャガンもまた前部の席に座りたがった。それを巡って意見が食い違い、その件がバーバーの耳に届いた。バーバーは皆に、もとの位置を変えないように指示した。
一行はそのまま進み、それまでに出会った中でも最悪の道を辿りつつ、アグンベ山の登りにかかった。道は急峻でヘアピンカーブが連続するばかりか、一度に一台の車両しか通れぬほど狭かった。
