第9章: 激動の旅
1930年· ババ 36歳ページ 1,144 / 5,444
微笑みながら、バーバーは口述した。「たいへん良いことです。しかし、それほど高い教育を受けた後、あなたはまたこの学校に私を招待してくれますか?」
「招待されずとも来てくださらないのですか、バーバー?」
「あなたがそう尋ねるからには、次回は私自らあなたのために参りましょう。」1
バーバーはニルギリ山地、そしておそらくはマドラスへと向かう途上にあった。マドラスでは、家族全員が導師に身を捧げているサンパス・アイヤンガルという弟子から招待を受けていた。学校の教職員は、ナシクへ戻る途中で再びこの学校を訪れてくれるようバーバーに懇願した。バーバーは、可能であればそうすると答えた。
出発前、バーバーは霊性に関心を抱く芸術家であるヴィナヤクの同室者に、こう強調した。「この道においては、頭よりも胸の方が重要です。両方が良ければ最善ですが、胸が優位に立つべきです。戻った時にさらに詳しく説明しましょう。」
少年たちはバーバーの前で行進し、祈りを唱え、彼のダルシャンを受けた。バーバーは、この学校に関わる人々全員が示す愛と献身、自己犠牲の精神を、たいへん喜んだ。彼とマンダリは学校で素晴らしい昼食を楽しみ、正午近くにコールハープルを発ってダルワールへ向かった。
マンダリはこの事態の展開に驚かずにはいられず、それは再び彼らに、導師の見えざる働きを示すものであった。当時チャンジが記しているように、「昨夜あの少年が内側から扉を施錠し、それにバーバーがあれほどご不快を示されたのは、結果として良いことであった。それこそが、ご自身を熱心に迎え入れる用意があり、そのダルシャンに値するこれほど多くの胸を持つ者たちのいる[学校へと]来られるために、バーバーが作り出された原因[口実]だったのである。」
コールハープルを後にしてから、バーバーは同行者たちを驚かせる問いを発した。「私たちはどこへ行きましょうか?マドラスへ行きましょうか、それとも行かずにおきましょうか?もし行かなければ、サンパス・アイヤンガルとその家族は大いに失望するでしょう。」
バーバーはマドラスへ向かうことに決めた。アイヤンガルへ電報が送られ、もし手配が可能であれば、バーバーはニルギリ山地への訪問を延期しマドラスへ赴く意向である旨が伝えられた。同時にアイヤンガルには、バーバーを一日以上引き止めぬよう指示が出された。また彼は、バーバーが数名の近しい者にのみ個別の面会を許し、すべての人々には一般のダルシャンを授ける、と知らされた。ラムジューには、ヴィシュヌにマドラスで一行と合流するよう知らせるよう、電報が打たれた。
道中、避けられないバスの故障が再び発生した。
脚注
- 1.ヴィナヤク・カルナタキはのちに職業を変え、「マスター・ヴィナヤク」の名で活躍した著名な俳優兼映画監督となった。
