第9章: 激動の旅
1929年· ババ 35歳ページ 1,109 / 5,444
「これはこの国にとって大きな栄誉でございます。あなた様の御祝福が、この地の土を聖別してくださいますように!」それから将軍はバーバーを見つめながら、敬虔な様子で一歩また一歩と後ずさりして退いた。それは何とも心打たれる忘れがたい光景であり、マンダリは生涯その情景を忘れなかった。後にマンダリがどのようにしてバーバーに会いに来ることになったのかを将軍に尋ねたところ、彼は自分が一人の探求者であり、説明のつかぬ何らかの霊的な力に文字通り引き寄せられてきたのだと説明した。
ほどなくして、バアムの警察署長がメヘル・バーバーについて問い合わせに訪れた。当時のペルシアの法律では、警察は国を通って旅をする外国人すべての名前、職業、そして訪問の目的を記録する権限を有していた。署長はそうした事項を集めるために来たのであった。バーバーの秘書チャンジが彼にその事実を伝えたが、その役人はこう言った。「私はあなた方の指導者であるアルバーブ・メルワンに直接お会いしたい。」
バーバーは誰とも会わないと告げられたが、彼はなお食い下がり、こう言った。「政府の規則により、私は本人と直接面談しなければならない。」再び不可能であると告げられると、彼はこう言った。「ハズラト・メヘル・バーバーにお会いすることが、私にとってどれほどの意味を持つか、申し上げることもかないません。」それから彼は詫びて、こう打ち明けた。「私は今日、皆様の師のダルシャンに与るために、ただそれだけのために自分の権限を用いてここへ入り込みました。私のしたことはすべて、ただの口実に過ぎません。」
バーバーは知らせを受けると署長を自室に呼び寄せ、その男の振る舞いの裏にある愛の気持ちと、自分に会いたいという強い思いをありがたく受け止めると述べた。その男は慎ましやかにバーバーの前に進み出て、両手に口づけした。
バーバーは彼にしばらく傍に座ることを許し、それからこう述べた。「私はまもなくクエッタから戻ってきます。そして沈黙を破り、ペルシアでその姿を顕すのです。」
署長はこう言った。「今や多くの人々が口にされる尊きお方にお会いできて、私は誠にうれしく思います。ハズラト、私はあなた様のご意向を遂行する用意ができております。」そしてマンダリの方を向き、彼はこう述べた。「あなた方は常に師のお側に侍することができ、まことに幸いな方々です。」
ほどなくして、ラオサヘブはドゥズダブまでの道のりを行くためのバスを借り、ハフィズジという経験豊かな運転手を雇った。多くの者がバアムでバーバーのダルシャンを求めて訪れ、バーバーはそれを思いがけずも許した。出発の前に、バーバーはラオサヘブが同行のため連れてきた少年を湯浴みさせ、新しい服を着せた。
バーバーとマンダリは1929年11月1日金曜日の正午にバアムを発った。
