第9章: 激動の旅
1929年· ババ 35歳ページ 1,108 / 5,444
バーバーは自身の敷布団を彼に与え、その男は去っていった。バーバーは、その男が第五の境地のワリ(聖者)であると明かした。
一方その日、ブアサヘブは十代の頃以来初めて口髭を剃り落とし、その面影は劇的に変わった。
バーバーは「悪が取り除かれましたね!」と言った。
それからバーバーはヤズドでの催しと、そこの人々の愛について触れた。バーバーは、それらの催しを取り計らった商人ルストム・クシュラヴを称えた。町中がバーバーに会うことに沸き立っており、ペルシアにおいてそこは唯一、師が隠遁から出て公の場に姿を現し、大衆へのダルシャンを与える場所であった。
バアムでは、ペルシア軍の一人の将軍が、剣を腰に下げた正装の軍服姿でバーバーの宿を訪ねてきた。彼はマンダリにメヘル・バーバーについて尋ねたが、その名の人物はここに住んではいないと答えられた。将軍は「どうかあなた方の師に、戸口に乞食が立っているとお伝えください」と頼んだ。それを伝えると、バーバーはその軍人を中へ通すことを許した。バーバーの面前に進み出るやいなや、彼は両手を恭しく胸の前で組み合わせた(ペルシアでの敬意の表れ)。彼は壮麗なペルシア軍式の敬礼をバーバーに捧げ、それから剣を抜いて床の上に置いた。バーバーの足元にひれ伏し、両手に口づけした。
「あなたはどなたですか?」とバーバーは尋ねた。
「あなたの卑しい僕でございます!」と彼は答えた。
「あなたの階級は何ですか?」
「ご尊顔の前では、それは何ほどのものでもございません」とその男は答えた。
「私が尋ねたのは、軍隊におけるあなたの階級です。」
「私はペルシア軍の将軍でございます。」
バーバーは慈愛を込めて彼の頭と背を軽く叩き、こう述べた。「祖国に尽くして死ぬのは確かに偉大なことですが、神への愛のために死ぬのはさらに偉大なのです!」
将軍は頷き、こう言った。「分かりました、猊下。神への私の献身がいや増しますよう、どうかご恩寵を賜りますようお願い申し上げます。」
「私が助けましょう」とバーバーは約束した。
崇敬を込めて、将軍は目を閉じて頭を垂れ、こう申し述べた。「猊下、お許しいただけますなら、申し上げたいことがございます。我が国の救いはその軍事力にあるのではなく、猊下のような偉大なるブズルグ[師]の御恩寵によってもたらされる、生についての内なる理解を通しての霊的再生にこそあるのだと。私の慎ましきお願いは、この不幸な国とその文盲の民にあなた様のご恩寵をお与えくださることでございます。」
バーバーは微笑み、身振りでこう示した。「だからこそ、あなたは今ここで私と会っているのですよ。」
