第8章: 活動の終息
1929年· ババ 35歳ページ 1,048 / 5,444
彼はあまりに活力に満ちあふれているので、きっとそうするでしょう!彼は思い上がっています[高慢です]が、しょせんはまだ少年に過ぎないのです。良きにつけ悪しきにつけ、いったん身についた習慣はどんなものであれ、彼は内にあふれるエネルギーをもってそれを貫き通すでしょう。そして誘惑が多いだけに、彼が悪い方へ転じる可能性は大きいのです。私は自分のやり方で、アリをそのような習慣から遠ざけようとしているのです。皆さんはそのことを少しも気にかける必要はありません。ただ私の言うことに耳を傾け、私の言うとおりに従ってください。
7月19日、ドーティワラという男が前日バーバーが散歩しているのを見て、朝にダルシャンを受けに来た。彼はその地域の降雨不足と農民たちの苦境、それに伴う大きな経済的損失と飢饉のおそれについて訴えた。彼はバーバーに雨を降らせてくださるよう願い出た。
彼が嘆願を述べていたまさにそのとき、激しい雨が降り始め、バーバーはユーモラスに韻を踏んで言った。「あなたはニール[水]を得て、私はティール[矢]を得ましたね!」
豪雨のため、彼らは予定通り早くにグナーを発つことができず、11時15分頃に出発し、約2時間でシヴプリーに到着した。シヴプリーでは一行はサキャ・サーガル湖を見に行き、ラオサヘブは双眼鏡を取り出して景色を見渡し始めた。バーバーは双眼鏡をひったくると、パドリにそれを湖に投げ込むよう命じた。
激怒したバーバーはラオサヘブを激しく平手で打ち、ラオサヘブの顔は真っ赤になり、震え始めた。バーバーは彼に旅を中止し、一行から離れるよう命じた。ラオサヘブは感情があふれ、一瞬かっとなって平静を失った。
バーバーは彼を叱責した。「私の警告にもかかわらず、あなたはランゴティ[腰布]を緩めてしまいましたね。」それからウインクして、バーバーは冗談めかして言った。「早く引き上げた方がよろしいですよ。これ以上ずり落ちたら、人々に笑われてしまいますからね!」
ラオサヘブは苦悩を忘れ、思わず笑い出した。
戻ったあと一行はグワリオルへと出発し、夜8時45分に到着して、パーク・ホテルに宿泊した。1929年7月20日土曜日の朝、バーバーはマンダリの大半と共に散歩した。その間、ヴィシュヌとグスタジは市場に出かけ、チャガンはホテルで食事の支度に追われていた。10時、バーバーはガイド付きでグワリオル城塞を見学し、そこにある考古学博物館にも駆け足で立ち寄った。彼は城塞の頂上から広がるパノラマの眺めに感嘆した。1
そこで1時間を過ごした後、バーバーは市内を巡り、亡きマハラジャ・マダブラオ・シンディアの霊廟と動物園を訪れた。動物園ではベンガル虎やライオンが、深い濠に囲まれた自然に近い環境のなかで放し飼いにされていた。
バーバーは語った。「虎が人間として生まれ変わるには、何十万年もかかります。」「熊は動物の中で最も淫欲が強い生き物です。猿とゴリラが最も進化しております。それらは人間として化身しますが、初めは未開人として生まれてくるのです。」
脚注
- 1.グワリオル城塞は、この都市の最も名高いランドマークであり、周囲を圧する険しい砂岩の岩塊の上に立っている。その歴史は千年以上前にさかのぼり、重大な事件や戦闘、幽閉の舞台となってきた。
