第39章: ドラッグ禁止
1965年· ババ 71歳ページ 5,201 / 5,444
LSDが社会的にも個人的にも、あなたを「より良い」人間にしたとお感じになるかもしれません。しかし、人はドラッグや他のいかなる人為的な助けを通してよりも、愛を通してこそより良い人間となります。そして最も優れた人とは、個人的または社会的な地位の如何を問わず、完全なる導師に自らを完全に明け渡した人です。
メヘル・バーバーは、ドラッグを通じて得られる体験とは、粗大界にいる者が精妙界の影を体験するものに過ぎず、持続的なものではないと指摘されました。精妙界にいる者が体験する精妙な領域の体験は持続的ですが、それらの体験すらも幻影に属します。実在はそれらをも超越しているからです。それゆえ、LSDは個人的にはより良い人間になったと感じさせるかもしれませんが、実在を一瞥したという感覚は、人を偽りの安心感に陥れるだけでなく、最終的にはその精神を錯乱させることになります。LSDは中毒性のあるドラッグではありませんが、人はその使用から生じる体験に執着するようになり、より深い体験を求めて用量を増やしながら何度も繰り返し使用したいという誘惑に駆られます。しかし、それは最終的に狂気あるいは死を招きます。
実在を知り体験する方、すなわち実在そのものである方のみが、偽りと真実を見分けて指し示す能力と権威を有しています。それゆえ、メヘル・バーバーは耳を傾けようとする人々に、唯一真の体験とは、神を自らの内に無限なる光輝の真理の海として絶え間なく見ること、そしてその無限の海と一つとなり、無限の力と知識と至福を絶えず体験することであると語ります。
リチャード・アルパートへのこれらの言葉と、バーバーが語った他の言葉は、やがて『神は錠剤の中にあるのか? (God In A Pill?)』という小冊子に印刷され、1960年代後半から1970年代初頭にかけて、LSDやマリファナといった違法ドラッグの使用を止めるよう促すために、アメリカの大学生たちの間に広く配布された。
1965年11月28日の日曜日、ジェハーング、ルスタム、ソーラブ、エルチャ・ミストリーが日帰りでメヘラザードを訪れた。翌日には、ラーマの兄弟ディラージとキルナーニ一家にダルシャンが許された。それに先立つ数か月間、プレム・キルナーニの昇進は保留されていた。通常の経歴の流れであれば、彼はその頃には地方判事になっているはずだった。彼は昇進とそれに伴うアリーバーグへの転任の可能性についての手紙を受け取っていたが、公式には何も決まっていなかった。メヘラザードでダルシャンを受けたあと、プレムはその手紙の入った封筒をバーバーに手渡した。
「中にお金が入っているのですか?」とバーバーは冗談を言った。
プレムは黙ったままで、バーバーは微笑んだ。
