第39章: ドラッグ禁止
1965年· ババ 71歳ページ 5,188 / 5,444
彼はワマンにスクーターでバーバーへ宛てた書き付けを持たせた。ワマンは、彼がこれほど遠くから来たのでマンダリが会いたがっているからロバートはメヘラザードを訪ねるように、またバーバーは翌日彼に会うかもしれない、という返事を持ち帰った。ロバートは満足した。いずれにしても、その後数年はインドで過ごすつもりであり、おそらく後になればバーバーも会うことを承諾してくれるだろうと思ったからである。
正午ごろ、マネクはロバートをスクーターの後ろに乗せてメヘラザードへ連れて行った(そのスクーターは途中で二度故障した)。彼らがメヘラザードの門に近づくと、ロバートは禅仏教の有名なイメージである「門なき門」を思い出した。それは、人が通り抜けることで自己を後に残していく門だった。
メヘラザードで、ロバートは男性側のベンチで待つよう告げられた。まもなくエルチが歩いて来て彼と話し、何が彼をこの段階まで連れて来たのかを尋ねた。二人は約45分間話した。エルチは彼に待つよう言い、行ってその若者のことをバーバーに知らせた。バーバーはすでにご自分の部屋へ退いていた。エルチは戻って来て言った。「あなたにとてもよい知らせがあります。バーバーは朝、あなたにお会いになります。今夜あなたはブルー・バスに泊まることになっていますが、これは本当に非常にまれな特権です。」
エルチはさらに話すため彼を自分の小屋に連れて行き、ほかのマンダリの何人かも合流した。ロバートは、自分がどのようにしてバーバーのことを聞いたかを話した。エルチは、コーエンがLSDでの体験を記していた、アラン・コーエンからキティへの手紙を持って来た。彼らはロバートに尋ねた。「このLSDというものが何か知っていますか。」彼は知っていると答えた。(彼のナップサックには、ネパールで大晦日に服用するつもりだった二回分が入っていた。)「あなたはそれを飲んだことがありますか。」ロバートはためらいながら、あると答えた。「それはどのようなものですか。」彼はできるかぎり簡潔に「アシッド・トリップ」がどのようなものかを説明し、友人たちと自分はLSDを「現実カプセル」と呼んでいたと付け加えた。するとマンダリはあきれて首を振りながら笑い出し、「西洋でしかありえない!」と言った。
「多くの若者がこの[LSD]錠剤を飲んでいるのですか」とエルチが尋ねた。
「はい、大勢です」とロバートは答えた。
エルチはいったん去り、しばらくして戻って来て尋ねた。「今、バーバーにお会いになりたいですか。」午後3時ごろ、彼はドレイファスをバーバーの部屋へ案内した。以下は、愛の主との初対面についてのロバート・ドレイファス自身の記述である。
